口語訳聖書(振り仮名付き)

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レビ

第12章    Lv-Audio 

12:1 しゅはまたモーセにわれた、

12:2 「イスラエルの人々ひとびといなさい、『おんながもしごもっておとこめば、七日なぬかのあいだけがれる。すなわち、つきのさわりのかずほどけがれるであろう。

12:3 八にはそのまえかわ割礼かつれいほどこさなければならない。

12:4 そのおんなはなお、きよめに三十三にちなければならない。そのきよめのちるまでは、せいなるものれてはならない。またせいなるところにはいってはならない。

12:5 もしおんなめば、二週間しゅうかんつきのさわりとおなじようにけがれる。そのおんなはなお、きよめに六十六にちなければならない。

12:6 おとこまたはおんなについてのきよめのちるとき、おんな燔祭はんさいのために一さい小羊こひつじ罪祭ざいさいのためにいえばとのひな、あるいはやまばとを、会見かいけん幕屋まくや入口いりぐちの、祭司さいしのもとに、たずさえてこなければならない。

12:7 祭司さいしはこれをしゅまえにささげて、そのおんなのために、あがないをしなければならない。こうしておんなはその出血しゅっけつけがれがきよまるであろう。これはおとこまたはおんなんだおんなのためのおきてである。

12:8 もしそのおんな小羊こひつじとどかないときは、やまばと二か、いえばとのひな二かをって、一つを燔祭はんさい、一つを罪祭ざいさいとし、祭司さいしはそのおんなのために、あがないをしなければならない。こうしておんなきよまるであろう』」。 

第13章 

13:1 しゅはまたモーセとアロンにわれた、

13:2 「ひとがそのかわしゅ、あるいは吹出物ふきでもの、あるいはひかところができ、これがそのかわにらいびょう患部かんぶのようになるならば、そのひと祭司さいしアロンまたは、祭司さいしなるアロンのたちのひとりのもとに、れてかなければならない。

13:3 祭司さいしはそのかわ患部かんぶ、その患部かんぶがもししろかわり、かつ患部かんぶが、そのかわよりもふかえるならば、それはらいびょう患部かんぶである。祭司さいしかれて、これをけがれたものとしなければならない。

13:4 もしまたそのかわひかところしろくて、かわよりもふかえず、またしろかわっていないならば、祭司さいしはその患者かんじゃ七日なぬかのあいだかなければならない。

13:5 七日なぬか祭司さいしはこれをて、もし患部かんぶ様子ようすかわりがなく、また患部かんぶかわひろがっていないならば、祭司さいしはそのひとをさらに七日なぬかのあいだかなければならない。

13:6 七日なぬか祭司さいしふたたびそのひとて、患部かんぶがもしうすらぎ、また患部かんぶかわひろがっていないならば、祭司さいしはこれをきよものとしなければならない。これは吹出物ふきでものである。そのひと衣服いふくあらわなければならない。そしてきよくなるであろう。

13:7 しかし、そのひと祭司さいしせてきよものとされたのちに、その吹出物ふきでものかわひろくひろがるならば、ふたた祭司さいしにそのせなければならない。

13:8 祭司さいしはこれをて、その吹出物ふきでものかわひろがっているならば、祭司さいしはそのひとけがれたものとしなければならない。これはらいびょうである。

13:9 もしひとにらいびょう患部かんぶがあるならば、そのひと祭司さいしのもとにれてかなければならない。

13:10 祭司さいしがこれをて、そのかわしろしゅがあり、そのしろかわり、かつそのしゅきた生肉なまにくえるならば、

13:11 これはふるいらいびょうがそのかわにあるのであるから、祭司さいしはそのひとけがれたものとしなければならない。そのひとけがれたものであるから、これをくにおよばない。

13:12 もしらいびょうひろかわて、そのらいびょうが、その患者かんじゃかわあたまからあしまで、ことごとくおおい、祭司さいしるところすべてにおよんでおれば、

13:13 祭司さいしはこれを、もしらいびょうがそのをことごとくおおっておれば、その患者かんじゃきよものとしなければならない。それはことごとくしろかわったから、かれきよものである。

13:14 しかし、もし生肉なまにくがそのひとあらわれておれば、けがれたものである。

13:15 祭司さいしはその生肉なまにくて、そのひとけがれたものとしなければならない。生肉なまにくけがれたものであって、それはらいびょうである。

13:16 もしまたその生肉なまにくふたたしろかわるならば、そのひと祭司さいしのもとにかなければならない。

13:17 祭司さいしはそのひとて、もしその患部かんぶしろかわっておれば、祭司さいしはその患者かんじゃきよものとしなければならない。そのひときよものである。

13:18 またかわ腫物はれものがあったが、なおって、

13:19 その腫物はれもの場所ばしょしろしゅ、またはあかみをおびたしろひかところがあれば、これを祭司さいしせなければならない。

13:20 祭司さいしはこれをて、もしかわよりもひくえ、そのしろかわっていれば、祭司さいしはそのひとけがれたものとしなければならない。それは腫物はれものったらいびょう患部かんぶだからである。

13:21 しかし、祭司さいしがこれをて、もしそのところしろがなく、またかわよりもひくところがなく、かえってうすらいでいるならば、祭司さいしはそのひと七日なぬかのあいだかなければならない。

13:22 そしてもしかわひろくひろがっているならば、祭司さいしはそのひとけがれたものとしなければならない。それは患部かんぶだからである。

13:23 しかし、そのひかところがもしそのところにとどまってひろがらなければ、それは腫物はれものあとである。祭司さいしはそのひときよものとしなければならない。

13:24 またかわにやけどがあって、そのやけどのきたにくがもしあかみをおびたしろ、または、ただしろくてひかところとなるならば、

13:25 祭司さいしはこれをなければならない。そしてもし、そのひかところにあるしろかわって、そこがかわよりもふかえるならば、これはやけどにしょうじたらいびょうである。祭司さいしはそのひとけがれたものとしなければならない。これはらいびょう患部かんぶだからである。

13:26 けれども祭司さいしがこれをて、そのひかところしろがなく、またかわよりもひくところがなく、かえってうすらいでいるならば、祭司さいしはそのひと七日なぬかのあいだき、

13:27 七日なぬか祭司さいしかれなければならない。もしかわひろくひろがっているならば、祭司さいしはそのひとけがれたものとしなければならない。これはらいびょう患部かんぶだからである。

13:28 もしそのひかところが、そのところにとどまって、かわひろがらずに、かえってうすらいでいるならば、これはやけどのしゅである。祭司さいしはそのひときよものとしなければならない。これはやけどのあとだからである。

13:29 おとこあるいはおんながもし、あたままたはあごに患部かんぶしょうじたならば、

13:30 祭司さいしはその患部かんぶなければならない。もしそれがかわよりもふかえ、またそこに黄色きいろほそがあるならば、祭司さいしはそのひとけがれたものとしなければならない。それはかいせんであって、あたままたはあごのらいびょうだからである。

13:31 また祭司さいしがそのかいせんの患部かんぶて、もしそれがかわよりもふかえず、またそこにくろがないならば、祭司さいしはそのかいせんの患者かんじゃ七日なぬかのあいだき、

13:32 七日なぬか祭司さいしはその患部かんぶなければならない。そのかいせんがもしひろがらず、またそこに黄色きいろがなく、そのかいせんがかわよりもふかえないならば、

13:33 そのひとをそらなければならない。ただし、そのかいせんをそってはならない。祭司さいしはそのかいせんのあるものをさらに七日なぬかのあいだき、

13:34 七日なぬか祭司さいしはそのかいせんをなければならない。もしそのかいせんがかわひろがらず、またそれがかわよりもふかえないならば、祭司さいしはそのひときよものとしなければならない。そのひとはまたその衣服いふくあらわなければならない。そしてきよくなるであろう。

13:35 しかし、もしかれきよものとされたのちに、そのかいせんが、かわひろくひろがるならば、

13:36 祭司さいしはそのひとなければならない。もしそのかいせんがかわひろがっているならば、祭司さいし黄色きいろさがすまでもなく、そのひとけがれたものである。

13:37 しかし、もしそのかいせんの様子ようすかわりなく、そこにくろしょうじているならば、そのかいせんはなおったので、そのひときよい。祭司さいしはそのひときよものとしなければならない。

13:38 またおとこあるいはおんながもし、そのかわひかところ、すなわちしろひかところがあるならば、

13:39 祭司さいしはこれをなければならない。もしそのかわひかところが、にぶしろであるならば、これはただはくせんがそのかわしょうじたのであって、そのひときよい。

13:40 ひとがもしそのあたまからちても、それがはげならばきよい。

13:41 もしそのひたいちても、それがひたいのはげならばきよい。

13:42 けれども、もしそのはげあたままたは、はげひたいあかみをおびたしろ患部かんぶがあるならば、それはそのはげあたままたは、はげひたいにらいびょうはっしたのである。

13:43 祭司さいしはこれをなければならない。もしそのはげあたままたは、はげひたい患部かんぶしゅしろあかみをおびて、かわにらいびょうがあらわれているならば、

13:44 そのひとはらいびょうおかされたものであって、けがれたものである。祭司さいしはそのひとたしかにけがれたものとしなければならない。患部かんぶあたまにあるからである。

13:45 患部かんぶのあるらい病人びょうにんは、その衣服いふくき、そのあたまあらわし、そのくちひげをおおって『けがれたものけがれたもの』とばわらなければならない。

13:46 その患部かんぶにあるあいだけがれたものとしなければならない。そのひとけがれたものであるから、はなれてまなければならない。すなわち、そのすまいは宿営しゅくえいそとでなければならない。

13:47 また衣服いふくにらいびょう患部かんぶしょうじたときは、それが羊毛ようもう衣服いふくであれ、亜麻あま衣服いふくであれ、

13:48 あるいは亜麻あままたは羊毛ようもう縦糸たていとであれ、横糸よこいとであれ、あるいはかわであれ、かわつくったどのようなものであれ、

13:49 もしその衣服いふくあるいはかわ、あるいは縦糸たていと、あるいは横糸よこいと、あるいはかわつくったどのようなものであれ、その患部かんぶあおみをおびているか、あるいはあかみをおびているならば、これはらいびょう患部かんぶである。これを祭司さいしせなければならない。

13:50 祭司さいしはその患部かんぶて、その患部かんぶのあるもの七日なぬかのあいだき、

13:51 七日なぬか患部かんぶて、もしその衣服いふく、あるいは縦糸たていと、あるいは横糸よこいと、あるいはかわ、またどのようにもちいられているかわであれ、患部かんぶひろがっているならば、その患部かんぶ悪性あくせいのらいびょうであって、それはけがれたものである。

13:52 かれはその患部かんぶのある衣服いふく、あるいは羊毛ようもう、または亜麻あま縦糸たていと、または横糸よこいと、あるいはすべてかわつくったものかなければならない。これは悪性あくせいのらいびょうであるから、そのものかなければならない。

13:53 しかし、祭司さいしがこれをて、もし患部かんぶがその衣服いふく、あるいは縦糸たていと、あるいは横糸よこいと、あるいはすべてかわつくったものひろがっていないならば、

13:54 祭司さいしめいじて、その患部かんぶのあるものあらわせ、さらに七日なぬかあいだこれをかなければならない。

13:55 そしてその患部かんぶあらったのち祭司さいしはそれをて、もし患部かんぶいろかわらなければ、患部かんぶひろがらなくても、それはけがれたものである。それがひょうにあってもうらにあってもくされであるから、それをかなければならない。

13:56 しかし、祭司さいしがこれをて、それをあらったのちに、その患部かんぶうすらいだならば、その衣服いふく、あるいはかわ、あるいは縦糸たていと、あるいは横糸よこいとから、それをらなければならない。

13:57 しかし、なおその衣服いふく、あるいは縦糸たていと、あるいは横糸よこいと、あるいはすべてかわつくったものにそれがあらわれれば、それは再発さいはつしたのである。その患部かんぶのあるものかなければならない。

13:58 またあらった衣服いふく、あるいは縦糸たていと、あるいは横糸よこいと、あるいはすべてかわつくったものから、患部かんぶるならば、ふたたびそれをあらわなければならない。そうすればきよくなるであろう」。

13:59 これは羊毛ようもうまたは亜麻あま衣服いふく、あるいは縦糸たていと、あるいは横糸よこいと、あるいはすべてかわつくったものしょうじるらいびょう患部かんぶについて、それをきよものとし、またはけがれたものとするためのおきてである。 

第14章 

14:1 しゅはまたモーセにわれた、

14:2 「らい病人びょうにんきよものとされるときのおきてはつぎのとおりである。すなわち、そのひと祭司さいしのもとにれてき、

14:3 祭司さいし宿営しゅくえいそとって、そのひと、もしらいびょう患部かんぶがいえているならば、

14:4 祭司さいしめいじてそのきよめられるもののために、きているきよ小鳥ことりと、香柏こうはくと、いとと、ヒソプとをってこさせ、

14:5 祭司さいしはまためいじて、その小鳥ことりの一を、ながみずったつちうつわうえころさせ、

14:6 そしてきている小鳥ことりを、香柏こうはくと、いとと、ヒソプとともって、これをかのながみずったつちうつわうえころした小鳥ことりに、そのきている小鳥ことりともひたし、

14:7 これをらいびょうからきよめられるものに七たびそそいで、そのひときよものとし、そのきている小鳥ことりはなたなければならない。

14:8 きよめられるものはその衣服いふくあらい、をことごとくそりおとし、みずをすすいできよくなり、そののち宿営しゅくえいにはいることができる。ただし七日なぬかあいだはその天幕てんまくそとにいなければならない。

14:9 そして七日なぬかをことごとくそらなければならい。あたまも、ひげも、まゆも、ことごとくそらなければならない。かれはその衣服いふくあらい、みずをすすいできよくなるであろう。

14:10 八にそのひとおす小羊こひつじまったきもの二とうと、一さいめす小羊こひつじまったきもの一とうとをり、また麦粉むぎこぶんの三エパにあぶらぜた素祭そさいと、あぶら一ログとをらなければならない。

14:11 きよめをなす祭司さいしは、きよめられるひととこれらのものとを、会見かいけん幕屋まくや入口いりぐちしゅまえき、

14:12 祭司さいしは、かのおす小羊こひつじとうって、これを一ログのあぶらとも愆祭けんさいとしてささげ、またこれをしゅまえうごかして揺祭ようさいとしなければならない。

14:13 このおす小羊こひつじ罪祭ざいさいおよび燔祭はんさいをほふる場所ばしょ、すなわちせいなるところで、これをほふらなければならない。愆祭けんさい罪祭ざいさいおなじく、祭司さいしするものであって、いとせいなるものである。

14:14 そして祭司さいしはその愆祭けんさいり、これをきよめられるものみぎみみたぶと、みぎ親指おやゆびと、みぎあし親指おやゆびとにつけなければならない。

14:15 祭司さいしはまた一ログのあぶらって、これを自分じぶんひだりのひらにそそぎ、

14:16 そして祭司さいしみぎゆびひだりのひらにあるあぶらひたし、そのゆびをもって、そのあぶらを七たびしゅまえそそがなければならない。

14:17 祭司さいしのひらにあるあぶらのこりを、きよめられるものみぎみみたぶと、みぎ親指おやゆびと、みぎあし親指おやゆびとに、さきにつけた愆祭けんさいうえにつけなければならない。

14:18 そして祭司さいしのひらになおのこっているあぶらを、きよめられるものあたまにつけ、しゅまえで、そのひとのためにあがないをしなければならない。

14:19 また祭司さいし罪祭ざいさいをささげて、けがれのゆえに、きよめられねばならぬもののためにあがないをし、そののち燔祭はんさいのものをほふらなければならない。

14:20 そして祭司さいし燔祭はんさい素祭そさいとを祭壇さいだんうえにささげ、そのひとのために、あがないをしなければならない。こうしてそのひときよくなるであろう。

14:21 そのひとがもしまずしくて、それにとどかないときは、自分じぶんのあがないのためにうごかす愆祭けんさいとして、おす小羊こひつじとうり、また素祭そさいとしてあぶらぜた麦粉むぎこぶんの一エパと、あぶら一ログとをり、

14:22 さらにそのとどやまばと二、またはいえばとのひな二らなければならない。その一つは罪祭ざいさいのため、の一つは燔祭はんさいのためである。

14:23 そして八に、そのきよめのために会見かいけん幕屋まくや入口いりぐちにおる祭司さいしのもと、しゅまえにこれをたずさえてかなければならない。

14:24 祭司さいしはその愆祭けんさいおす小羊こひつじと、一ログのあぶらとをり、これをしゅまえうごかして揺祭ようさいとしなければならない。

14:25 そして祭司さいし愆祭けんさいおす小羊こひつじをほふり、その愆祭けんさいって、これをきよめられるものみぎみみたぶと、みぎ親指おやゆびと、みぎあし親指おやゆびとにつけなければならない。

14:26 また祭司さいしはそのあぶら自分じぶんひだりのひらにそそぎ、

14:27 祭司さいしはそのみぎゆびをもって、ひだりのひらにあるあぶらを、七たびしゅまえそそがなければならない。

14:28 また祭司さいしはそののひらにあるあぶらを、きよめられるものみぎみみたぶと、みぎ親指おやゆびと、みぎあし親指おやゆびとに、すなわち、愆祭けんさいをつけたところにつけなければならない。

14:29 また祭司さいしのひらにのこっているあぶらを、きよめられるものあたまにつけ、しゅまえで、そのひとのために、あがないをしなければならない。

14:30 そのひとはそのとどやまばと一、またはいえばとのひな一をささげなければならない。

14:31 すなわち、そのとどくものの一つを罪祭ざいさいとし、の一つを燔祭はんさいとして素祭そさいともにささげなければならない。こうして祭司さいしきよめられるもののために、しゅまえにあがないをするであろう。

14:32 これはらいびょう患者かんじゃで、そのきよめに必要ひつようなものに、とどかないもののためのおきてである」。

14:33 しゅはまたモーセとアロンにわれた、

14:34 「あなたがたに所有しょゆうとしてあたえるカナンのに、あなたがたがはいるとき、その所有しょゆうにおいて、いえにわたしがらいびょう患部かんぶしょうじさせることがあれば、

14:35 そのいえぬしはきて、祭司さいしげ、『患部かんぶのようなものが、わたしのいえにあります』とわなければならない。

14:36 祭司さいしめいじて、祭司さいしがその患部かんぶまえに、そのいえをあけさせ、そのいえにあるすべてのものけがされないようにし、そののち祭司さいしは、はいってそのいえなければならない。

14:37 その患部かんぶて、もしその患部かんぶいえかべにあって、あおまたはあかのくぼみをもち、それがかべよりもひくえるならば、

14:38 祭司さいしはそのいえて、いえ入口いりぐちにいたり、七日なぬかあいだそのいえ閉鎖へいさしなければならない。

14:39 祭司さいし七日なぬかに、またきてそれを、その患部かんぶがもしいえかべひろがっているならば、

14:40 祭司さいしめいじて、その患部かんぶのあるいしし、まちそとけがれたものてる場所ばしょてさせ、

14:41 またそのいえ内側うちがわのまわりをけずらせ、そのけずったしっくいをまちそとけがれたものてる場所ばしょてさせ、

14:42 ほかのいしって、もといしのところにれさせ、またほかのしっくいをって、いえらせなければならない。

14:43 このようにいしし、いえけずり、りかえたのちに、その患部かんぶがもしふたたいえるならば、

14:44 祭司さいしはまたきてなければならない。患部かんぶがもしいえひろがっているならば、これはいえにある悪性あくせいのらいびょうであって、これはけがれたものである。

14:45 そのいえは、こぼち、そのいし、その、そのいえのしっくいは、ことごとくまちそとけがれたものてる場所ばしょはこさなければならない。

14:46 そのいえ閉鎖へいさされているあいだに、これにはいるものゆうまでけがれるであろう。

14:47 そのいえものはその衣服いふくあらわなければならない。そのいえしょくするものも、その衣服いふくあらわなければならない。

14:48 しかし、祭司さいしがはいってて、もしいえりかえたのちに、その患部かんぶいえひろがっていなければ、これはその患部かんぶがいえたのであるから、祭司さいしはそのいえきよいものとしなければならない。

14:49 またかれはそのいえきよめるために、小鳥ことりと、香柏こうはくと、いとと、ヒソプとをり、

14:50 その小鳥ことりの一ながみずったつちうつわうえころし、

14:51 香柏こうはくと、ヒソプと、いとと、きている小鳥ことりとをって、そのころした小鳥ことりながみずひたし、これを七たびいえそそがなければならない。

14:52 こうして祭司さいし小鳥ことりながみずと、きている小鳥ことりと、香柏こうはくと、ヒソプと、いととをもっていえきよめ、

14:53 そのきている小鳥ことりまちそとはなして、そのいえのために、あがないをしなければならない。こうして、それはきよくなるであろう」。

14:54 これはらいびょうのすべての患部かんぶ、かいせん、

14:55 および衣服いふくいえのらいびょう

14:56 ならびにしゅと、吹出物ふきでものと、ひかところとにかんするおきてであって、

14:57 いつそれがけがれているか、いつそれがきよいかをおしえるものである。これがらいびょうかんするおきてである。 

第15章 

15:1 しゅはまた、モーセとアロンにわれた、

15:2 「イスラエルの人々ひとびといなさい、『だれでもそのにく流出りゅうしゅつがあれば、その流出りゅうしゅつけがれである。

15:3 その流出りゅうしゅつによるけがれはつぎのとおりである。すなわち、そのにく流出りゅうしゅつつづいていても、あるいは、そのにく流出りゅうしゅつまっていても、ともけがれである。

15:4 流出りゅうしゅつあるものとこはすべてけがれる。またそのひとのすわったものはすべてけがれるであろう。

15:5 そのとこれるものは、その衣服いふくあらい、みずをすすがなければならない。かれゆうまでけがれるであろう。

15:6 流出りゅうしゅつあるもののすわったものうえにすわるものは、その衣服いふくあらい、みずをすすがなければならない。かれゆうまでけがれるであろう。

15:7 流出りゅうしゅつあるものにくれるもの衣服いふくあらい、みずをすすがなければならない。かれゆうまでけがれるであろう。

15:8 流出りゅうしゅつあるもののつばきが、きよものにかかったならば、そのひと衣服いふくあらい、みずをすすがなければならない。かれゆうまでけがれるであろう。

15:9 流出りゅうしゅつあるものったくらはすべてけがれる。

15:10 またかれしたになったものれるものは、すべてゆうまでけがれるであろう。またそれらのものはこものは、その衣服いふくあらい、みずをすすがなければならない。かれゆうまでけがれるであろう。

15:11 流出りゅうしゅつあるものが、みずあらわずにひとれるならば、そのひと衣服いふくあらい、みずをすすがなければならない。かれゆうまでけがれるであろう。

15:12 流出りゅうしゅつあるものれたつちうつわくだかなければならない。うつわはすべてみずあらわなければならない。

15:13 流出りゅうしゅつあるもの流出りゅうしゅつがやんできよくなるならば、きよめのために七日なぬかかぞえ、その衣服いふくあらい、ながみずをすすがなければならない。そうしてきよくなるであろう。

15:14 八に、やまばと二、またはいえばとのひな二って、会見かいけん幕屋まくや入口いりぐちき、しゅまえて、それを祭司さいしわたさなければならない。

15:15 祭司さいしはその一つを罪祭ざいさいとし、の一つを燔祭はんさいとしてささげなければならない。こうして祭司さいしはそのひとのため、その流出りゅうしゅつのためにしゅまえに、あがないをするであろう。

15:16 ひとがもしせいらすことがあれば、その全身ぜんしんみずにすすがなければならない。かれゆうまでけがれるであろう。

15:17 すべてせいのついた衣服いふくおよびかわつくったものみずあらわなければならない。これはゆうまでけがれるであろう。

15:18 おとこがもしおんなせいらすことがあれば、かれらはともみずをすすがなければならない。かれらはゆうまでけがれるであろう。

15:19 またおんな流出りゅうしゅつがあって、その流出りゅうしゅつがもしであるならば、そのおんな七日なぬかのあいだ不浄ふじょうである。すべてそのおんなれるものゆうまでけがれるであろう。

15:20 その不浄ふじょうあいだに、そのおんなものはすべてけがれる。またそのおんなのすわったものも、すべてけがれるであろう。

15:21 すべてそのおんなとこれるものは、その衣服いふくあらい、みずをすすがなければならない。かれゆうまでけがれるであろう。

15:22 すべてそのおんなのすわったものれるものみなその衣服いふくあらい、みずをすすがなければならない。かれゆうまでけがれるであろう。

15:23 またそのおんなとこうえ、またはすわるものうえにおるとき、それにれるならば、そのひとゆうまでけがれるであろう。

15:24 おとこがもし、そのおんなて、その不浄ふじょうにうけるならば、かれ七日なぬかのあいだけがれるであろう。またかれとこはすべてけがれるであろう。

15:25 おんなにもし、その不浄ふじょうときのほかに、おおくのにわたって流出りゅうしゅつがあるか、あるいはその不浄ふじょうときして流出りゅうしゅつがあれば、そのけがれの流出りゅうしゅつあいだは、すべてその不浄ふじょうときおなじように、そのおんなけがれたものである。

15:26 その流出りゅうしゅつあいだに、そのおんなとこは、すべてそのおんな不浄ふじょうときとこおなじようになる。すべてそのおんなのすわったものは、不浄ふじょうけがれのようにけがれるであろう。

15:27 すべてこれらのものれるひとけがれる。その衣服いふくあらい、みずをすすがなければならない。かれゆうまでけがれるであろう。

15:28 しかし、そのおんな流出りゅうしゅつがやんで、きよくなるならば、自分じぶんのために、なお七日なぬかかぞえなければならない。そしてのちきよくなるであろう。

15:29 そのおんなは八やまばと二、またはいえばとのひな二自分じぶんのためにり、それを会見かいけん幕屋まくや入口いりぐちにおる祭司さいしのもとにたずさえてかなければならない。

15:30 祭司さいしはその一つを罪祭ざいさいとし、の一つを燔祭はんさいとしてささげなければならない。こうして祭司さいしはそのおんなのため、そのけがれの流出りゅうしゅつのためにしゅまえに、あがないをするであろう。

15:31 このようにしてあなたがたは、イスラエルの人々ひとびとけがれからはなさなければならない。これはかれらのうちにあるわたしの幕屋まくやかれらがけがし、そのけがれのためにぬことのないためである』」。

15:32 これは流出りゅうしゅつあるものせいらしてけがれるもの

15:33 不浄ふじょうをわずらうおんな、ならびにおとこあるいはおんな流出りゅうしゅつあるもの、および不浄ふじょうおんなものかんするおきてである。 

第16章 

16:1 アロンのふたりのが、しゅまえちかづいてんだのち

16:2 しゅはモーセにわれた、「あなたの兄弟きょうだいアロンにげて、かれときをわかたず、垂幕たれまくうちなる聖所せいじょり、はこうえなる贖罪所しょくざいしょまえかぬようにさせなさい。かれまぬかれるためである。なぜなら、わたしはくもなかにあって贖罪所しょくざいしょうえあらわれるからである。

16:3 アロンが聖所せいじょに、はいるには、つぎのようにしなければならない。すなわちおすうし罪祭ざいさいのためにり、雄羊おひつじ燔祭はんさいのためにり、

16:4 せいなる亜麻あまぬのふく亜麻あまぬののももひきをそのにまとい、亜麻あまぬのおびをしめ、亜麻あまぬの帽子ぼうしをかぶらなければならない。これらはせいなる衣服いふくである。かれみずをすすいで、これをなければならない。

16:5 またイスラエルの人々ひとびと会衆かいしゅうからやぎ二とう罪祭ざいさいのためにり、雄羊おひつじとう燔祭はんさいのためにらなければならない。

16:6 そしてアロンは自分じぶんのための罪祭ざいさい雄牛おうしをささげて、自分じぶん自分じぶん家族かぞくのために、あがないをしなければならない。

16:7 アロンはまた二とうのやぎをり、それを会見かいけん幕屋まくや入口いりぐちしゅまえたせ、

16:8 その二とうのやぎのために、くじをかなければならない。すなわち一つのくじはしゅのため、一つのくじはアザゼルのためである。

16:9 そしてアロンはしゅのためのくじにあたったやぎをささげて、これを罪祭ざいさいとしなければならない。

16:10 しかし、アザゼルのためのくじにあたったやぎは、しゅまえかしておき、これをもって、あがないをなし、これをアザゼルのために、荒野あらのおくらなければならない。

16:11 すなわち、アロンは自分じぶんのための罪祭ざいさい雄牛おうしをささげて、自分じぶん自分じぶん家族かぞくのために、あがないをしなければならない。かれ自分じぶんのための罪祭ざいさい雄牛おうしをほふり、

16:12 しゅまえ祭壇さいだんから炭火すみびたした香炉こうろと、こまかくひいたこうばしい薫香くんこうりょういっぱいって、これを垂幕たれまくうちたずさり、

16:13 しゅまえ薫香くんこうをそのにくべ、薫香くんこうくもに、あかしのはこうえなる贖罪所しょくざいしょをおおわせなければならない。こうして、かれまぬかれるであろう。

16:14 かれはまたその雄牛おうしり、ゆびをもってこれを贖罪所しょくざいしょひがしめんそそぎ、またゆびをもってその贖罪所しょくざいしょまえに、七たびそそがなければならない。

16:15 またたみのための罪祭ざいさいのやぎをほふり、その垂幕たれまくうちたずさり、そのをかの雄牛おうしのように、贖罪所しょくざいしょうえと、贖罪所しょくざいしょまえそそぎ、

16:16 イスラエルの人々ひとびとけがれと、そのとが、すなわち、かれらのもろもろのつみのゆえに、聖所せいじょのためにあがないをしなければならない。またかれらのけがれのうちに、かれらとともにある会見かいけん幕屋まくやのためにも、そのようにしなければならない。

16:17 かれ聖所せいじょであがないをするために、はいったときは、自分じぶん自分じぶん家族かぞくと、イスラエルのぜん会衆かいしゅうとのために、あがないをなしえてるまで、だれも会見かいけん幕屋まくやうちにいてはならない。

16:18 そしてかれしゅまえ祭壇さいだんのもとにてきて、これがために、あがないをしなければならない、すなわち、かの雄牛おうしと、やぎのとをって祭壇さいだんの四すみのつのにつけ、

16:19 またゆびをもって七たびそのをそのうえそそぎ、イスラエルの人々ひとびとけがれをのぞいてこれをきよくし、聖別せいべつしなければならない。

16:20 こうして聖所せいじょ会見かいけん幕屋まくや祭壇さいだんとのために、あがないをなしえたとき、かのきているやぎをいてこなければならない。

16:21 そしてアロンは、そのきているやぎのあたま両手りょうてをおき、イスラエルの人々ひとびとのもろもろのあくと、もろもろのとが、すなわち、かれらのもろもろのつみをそのうえ告白こくはくして、これをやぎのあたまにのせ、さだめておいたひとによって、これを荒野あらのおくらなければならない。

16:22 こうしてやぎはかれらのもろもろのあくをになって、人里ひとざとはなれたくであろう。すなわち、そのやぎを荒野あらのおくらなければならない。

16:23 そして、アロンは会見かいけん幕屋まくやり、聖所せいじょとき亜麻あまぬの衣服いふくいで、そこにき、

16:24 せいなるところみずをすすぎ、衣服いふくてきて、自分じぶん燔祭はんさいたみ燔祭はんさいとをささげて、自分じぶんのため、またたみのために、あがないをしなければならない。

16:25 また罪祭ざいさい脂肪しぼう祭壇さいだんうえかなければならない。

16:26 かのやぎをアザゼルにおくったもの衣服いふくあらい、みずをすすがなければならない。そののち宿営しゅくえいることができる。

16:27 聖所せいじょで、あがないをするために、そのたずされられた罪祭ざいさい雄牛おうしと、罪祭ざいさいのやぎとは、宿営しゅくえいそとたずさし、そのかわにく汚物おぶつとは、てなければならない。

16:28 これをもの衣服いふくあらい、みずをすすがなければならない。そののち宿営しゅくえいることができる。

16:29 これはあなたがたが永久えいきゅうまもるべきさだめである。すなわち、七がつになって、そのつきの十に、あなたがたはなやまし、なに仕事しごともしてはならない。このくにうまれたものも、あなたがたのうちに宿やどっている寄留者きりゅうしゃも、そうしなければならない。

16:30 このにあなたがたのため、あなたがたをきよめるために、あがないがなされ、あなたがたはしゅまえに、もろもろのつみきよめられるからである。

16:31 これはあなたがたのまったやすみの安息日あんそくにちであって、あなたがたはなやまさなければならない。これは永久えいきゅうまもるべきさだめである。

16:32 あぶらそそがれ、ちちかわって祭司さいししょくにんじられる祭司さいしは、亜麻あまぬの衣服いふく、すなわち、せいなる衣服いふくて、あがないをしなければならない。

16:33 かれ至聖所しせいじょのために、あがないをなし、また会見かいけん幕屋まくやのためと、祭壇さいだんのために、あがないをなし、また祭司さいしたちのためと、たみぜん会衆かいしゅうのために、あがないをしなければならない。

16:34 これはあなたがたの永久えいきゅうまもるべきさだめであって、イスラエルの人々ひとびとのもろもろのつみのために、ねんに一あがないをするものである」。

かれしゅがモーセにめいじられたとおりにおこなった。 

第17章 

17:1 しゅはまたモーセにわれた、

17:2 「アロンとそのたち、およびイスラエルのすべての人々ひとびといなさい、『しゅめいじられることはこれである。すなわち

17:3 イスラエルのいえのだれでも、うしひつじあるいは、やぎを宿営しゅくえいうちでほふり、または宿営しゅくえいそとでほふり、

17:4 それを会見かいけん幕屋まくや入口いりぐちたずさえてきてしゅ幕屋まくやまえで、そなものとしてしゅにささげないならば、そのひとながしたものとみなされる。かれながしたゆえ、そのたみのうちからたれるであろう。

17:5 これはイスラエルの人々ひとびとに、かれらがのおもてでほふるのをつねとしていた犠牲ぎせいしゅのもとにひいてこさせ、会見かいけん幕屋まくや入口いりぐちにおる祭司さいしのもとにきて、これをしゅにささげる酬恩祭しゅうおんさい犠牲ぎせいとしてほふらせるためである。

17:6 祭司さいしはその会見かいけん幕屋まくや入口いりぐちにあるしゅ祭壇さいだんそそぎかけ、またその脂肪しぼういてこうばしいかおりとし、しゅにささげなければならない。

17:7 かれらがしたって姦淫かんいんをおこなったみだらなかみに、ふたた犠牲ぎせいをささげてはならない。これはかれらが代々よよながくまもるべきさだめである』。

17:8 あなたはまたかれらにいなさい、『イスラエルのいえもの、またはあなたがたのうちに宿やど寄留者きりゅうしゃのだれでも、燔祭はんさいあるいは犠牲ぎせいをささげるのに、

17:9 これを会見かいけん幕屋まくや入口いりぐちたずさえてきて、しゅにささげないならば、そのひとは、そのたみのうちからたれるであろう。

17:10 イスラエルのいえもの、またはあなたがたのうちに宿やど寄留者きりゅうしゃのだれでも、べるならば、わたしはそのべるひとてきして、わたしのかおけ、これをそのたみのうちからつであろう。

17:11 にくいのちにあるからである。あなたがたのたましいのために祭壇さいだんうえで、あがないをするため、わたしはこれをあなたがたにあたえた。いのちであるゆえに、あがなうことができるからである。

17:12 このゆえに、わたしはイスラエルの人々ひとびとった。あなたがたのうち、だれもべてはならない。またあなたがたのうちに宿やど寄留者きりゅうしゃべてはならない。

17:13 イスラエルの人々ひとびとのうち、またあなたがたのうちに宿やど寄留者きりゅうしゃのうち、だれでも、べてもよいけものあるいはとりものは、そのそそし、つちでこれをおおわなければならない。

17:14 すべてにくいのちは、そのと一つだからである。それで、わたしはイスラエルの人々ひとびとった。あなたがたは、どんなにくべてはならない。すべてにくいのちはそのだからである。すべてべるものたれるであろう。

17:15 自然しぜんんだもの、またはころされたものをべるひとは、くにうまれたものであれ、寄留者きりゅうしゃであれ、その衣服いふくあらい、みずをすすがなければならない。かれゆうまでけがれているが、そののちきよくなるであろう。

17:16 もし、あらわず、またをすすがないならば、かれはそのつみわなければならない』」。 

第18章 

18:1 しゅはまたモーセにわれた、

18:2 「イスラエルの人々ひとびといなさい、『わたしはあなたがたのかみしゅである。

18:3 あなたがたのんでいたエジプトのくに習慣しゅうかん見習みならってはならない。またわたしがあなたがたをみちびれるカナンのくに習慣しゅうかん見習みならってはならない。またかれらのさだめにあゆんではならない。

18:4 わたしのおきてをおこない、わたしのさだめをまもり、それにあゆまなければならない。わたしはあなたがたのかみしゅである。

18:5 あなたがたはわたしのさだめとわたしのおきてをまもらなければならない。もしひとが、これをおこなうならば、これによってきるであろう。わたしはしゅである。

18:6 あなたがたは、だれも、その肉親にくしんものちかづいて、これをおかしてはならない。わたしはしゅである。

18:7 あなたのははおかしてはならない。それはあなたのちちをはずかしめることだからである。彼女かのじょはあなたのははであるから、これをおかしてはならない。

18:8 あなたのちちつまおかしてはならない。それはあなたのちちをはずかしめることだからである。

18:9 あなたの姉妹しまい、すなわちあなたのちちむすめにせよ、ははむすめにせよ、いえうまれたのと、よそにうまれたのとをわず、これをおかしてはならない。

18:10 あなたのむすこのむすめ、あるいは、あなたのむすめむすめおかしてはならない。それはあなた自身じしんをはずかしめることだからである。

18:11 あなたのちちつまがあなたのちちによってんだむすめは、あなたの姉妹しまいであるから、これをおかしてはならない。

18:12 あなたのちち姉妹しまいおかしてはならない。彼女かのじょはあなたのちち肉親にくしんだからである。

18:13 またあなたのはは姉妹しまいおかしてはならない。彼女かのじょはあなたのはは肉親にくしんだからである。

18:14 あなたのちち兄弟きょうだいつまおかし、ちち兄弟きょうだいをはずかしめてはならない。彼女かのじょはあなたのおばだからである。

18:15 あなたのよめおかしてはならない。彼女かのじょはあなたのむすこのつまであるから、これをおかしてはならない。

18:16 あなたの兄弟きょうだいつまおかしてはならない。それはあなたの兄弟きょうだいをはずかしめることだからである。

18:17 あなたはおんなとそのむすめとを一緒いっしょおかしてはならない。またそのおんなのむすこのむすめ、またはそのむすめむすめって、これをおかしてはならない。かれらはあなたの肉親にくしんであるから、これは悪事あくじである。

18:18 あなたはつまのなおきているうちにその姉妹しまいって、おなじくつまとなし、これをおかしてはならない。

18:19 あなたはつきのさわりの不浄ふじょうにあるおんなちかづいて、これをおかしてはならない。

18:20 となりつままじわり、彼女かのじょによってけがしてはならない。

18:21 あなたのどもをモレクにささげてはならない。またあなたのかみけがしてはならない。わたしはしゅである。

18:22 あなたはおんなるようにおとこてはならない。これはにくむべきことである。

18:23 あなたはけものまじわり、これによってけがしてはならない。またおんなけものまえって、これとまじわってはならない。これはみちにはずれたことである。

18:24 あなたがたはこれらのもろもろのことによってけがしてはならない。わたしがあなたがたのまえからはら国々くにぐにひとは、これらのもろもろのことによってけがれ、

18:25 そのもまたけがれている。ゆえに、わたしはそのあくのためにこれをばっし、そのもまたその住民じゅうみんすのである。

18:26 ゆえに、あなたがたはわたしのさだめとわたしのおきてをまもり、これらのもろもろのにくむべきことの一つでもおこなってはならない。くにうまれたものも、あなたがたのうちに宿やどっている寄留者きりゅうしゃもそうである。

18:27 あなたがたのさきにいたこの人々ひとびとは、これらのもろもろのにくむべきことおこなったので、そのけがれたからである。

18:28 これは、あなたがたがこのけがして、このがあなたがたのさきにいたたみしたように、あなたがたをもすことのないためである。

18:29 これらのもろもろのにくむべきことの一つでもおこなものがあれば、これをおこなひとは、だれでもそのたみのうちからたれるであろう。

18:30 それゆえに、あなたがたはわたしのいつけをまもり、さきおこなわれたこれらのにくむべき風習ふうしゅうの一つをもおこなってはならない。またこれによってけがしてはならない。わたしはあなたがたのかみしゅである』」。 

第19章 

19:1 しゅはモーセにわれた、

19:2 「イスラエルの人々ひとびとぜん会衆かいしゅういなさい、『あなたがたのかみしゅなるわたしは、せいであるから、あなたがたもせいでなければならない。

19:3 あなたがたは、おのおのそのははとそのちちとをおそれなければならない。またわたしの安息日あんそくにちまもらなければならない。わたしはあなたがたのかみしゅである。

19:4 むなしい神々かみがみこころせてはならない。また自分じぶんのために神々かみがみつくってはならない。わたしはあなたがたのかみしゅである。

19:5 酬恩祭しゅうおんさい犠牲ぎせいしゅにささげるときは、あなたがたがれられるように、それをささげなければならない。

19:6 それは、ささげたと、その翌日よくじつとにべ、三までのこったものは、それをかなければならない。

19:7 もし三に、すこしでもべるならば、それはむべきものとなって、あなたはれられないであろう。

19:8 それをべるものは、しゅせいなるものけがすので、そのとがをわなければならない。そのひとたみのうちからたれるであろう。

19:9 あなたがたののりをれるときは、はたけのすみずみまでりつくしてはならない。またあなたの刈入かりいれのひろってはならない。

19:10 あなたのぶどうはたけりつくしてはならない。またあなたのぶどうはたけちたひろってはならない。まずしいもの寄留者きりゅうしゃとのために、これをのこしておかなければならない。わたしはあなたがたのかみしゅである。

19:11 あなたがたはぬすんではならない。あざむいてはならない。たがいいつわってはならない。

19:12 わたしのによりいつわちかって、あなたがたのかみけがしてはならない。わたしはしゅである。

19:13 あなたの隣人りんじんをしえたげてはならない。また、かすめてはならない。雇人やといにん賃銀ちんぎんくるあさまで、あなたのもとにとどめておいてはならない。

19:14 みみしいを、のろってはならない。しいのまえにつまずくものいてはならない。あなたのかみおそれなければならない。わたしはしゅである。

19:15 さばきをするとき、不正ふせいおこなってはならない。まずしいものかたよってかばい、ちからあるものげてたすけてはならない。ただ正義せいぎをもって隣人りんじんをさばかなければならない。

19:16 たみのうちをめぐって、ひと悪口わるぐちいふらしてはならない。あなたの隣人りんじんにかかわる偽証ぎしょうをしてはならない。わたしはしゅである。

19:17 あなたはこころ兄弟きょうだいにくんではならない。あなたの隣人りんじんをねんごろにいさめて、かれのゆえにつみってはならない。

19:18 あなたはあだをかえしてはならない。あなたのたみ人々ひとびとうらみをいだいてはならない。あなた自身じしんのようにあなたの隣人りんじんあいさなければならない。わたしはしゅである。

19:19 あなたがたはわたしのさだめをまもらなければならない。あなたの家畜かちくことなったたねをかけてはならない。あなたのはたけに二しゅたねをまいてはならない。二しゅいとりの衣服いふくにつけてはならない。

19:20 だれでも、ひと婚約こんやくのあるおんな奴隷どれいで、まだあがなわれず、自由じゆうあたえられていないものまじわったならば、かれらふたりはばつける。しかし、ころされることはない。彼女かのじょ自由じゆうおんなではないからである。

19:21 しかし、そのおとこ愆祭けんさいしゅたずさえてこなければならない。すなわち、愆祭けんさい雄羊おひつじを、会見かいけん幕屋まくや入口いりぐちれてこなければならない。

19:22 そして、祭司さいしかれおかしたつみのためにその愆祭けんさい雄羊おひつじをもって、しゅまえかれのために、あがないをするであろう。こうしてかれおかしたつみはゆるされるであろう。

19:23 あなたがたが、かのにはいって、もろもろのくだもののえるときは、そのはまだ割礼かつれいをうけないものと、なさなければならない。すなわち、それは三ねんあいだあなたがたには、割礼かつれいのないものであって、べてはならない。

19:24 四ねんには、そのすべてのせいなるものとし、それをさんびのそなものとしてしゅにささげなければならない。

19:25 しかし五ねんには、あなたがたはそのべることができるであろう。こうするならば、それはあなたがたのために、おおくのむすぶであろう。わたしはあなたがたのかみしゅである。

19:26 あなたがたはなにをものままでべてはならない。またうらないをしてはならない。魔法まほうおこなってはならない。

19:27 あなたがたのびんのってはならない。ひげの両端りょうたんをそこなってはならない。

19:28 死人しにんのためにきずつけてはならない。また入墨いれずみをしてはならない。わたしはしゅである。

19:29 あなたのむすめ遊女ゆうじょのわざをさせて、これをけがしてはならない。これはみだらなことくにおこなわれ、悪事あくじちないためである。

19:30 あなたがたはわたしの安息日あんそくにちまもり、わたしの聖所せいじょうやまわなければならない。わたしはしゅである。

19:31 あなたがたは口寄くちよせ、またはうらなのもとにおもむいてはならない。かれらにうてけがされてはならない。わたしはあなたがたのかみしゅである。

19:32 あなたは白髪はくはつひとまえでは、起立きりつしなければならない。また老人ろうじんうやまい、あなたのかみおそれなければならない。わたしはしゅである。

19:33 もし他国たこくじんがあなたがたのくに寄留きりゅうしてともにいるならば、これをしえたげてはならない。

19:34 あなたがたとともにいる寄留きりゅう他国たこくじんを、あなたがたとおなくにうまれたもののようにし、あなた自身じしんのようにこれをあいさなければならない。あなたがたもかつてエジプトのくに他国たこくじんであったからである。わたしはあなたがたのかみしゅである。

19:35 あなたがたは、さばきにおいても、物差ものさしにおいても、はかりにおいても、ますにおいても、不正ふせいおこなってはならない。

19:36 あなたがたはただしいてんびん、ただしいおもりいしただしいエパ、ただしいヒンを使つかわなければならない。わたしは、あなたがたをエジプトのくにからみちびしたあなたがたのかみしゅである。

19:37 あなたがたはわたしのすべてのさだめと、わたしのすべてのおきてをまもって、これをおこなわなければならない。わたしはしゅである』」。