口語訳聖書(振り仮名付き)

章:  98  99  100  101  102  103  104  105  106  107  108  109  110  111  112  113  114  115  116  117  118

詩篇しへん

第98篇    Ps-Audio 

うた

98:1 あたらしきうたしゅにむかってうたえ。しゅはくすしきみわざをなされたからである。そのみぎせいなるうでとは、おのれのために勝利しょうりられた。

98:2 しゅはその勝利しょうりらせ、そのをもろもろの国民くにたみまえにあらわされた。

98:3 しゅはそのいつくしみと、まこととをイスラエルのいえにむかっておぼえられた。のもろもろのはては、われらのかみ勝利しょうりた。

98:4 ぜんよ、しゅにむかってよろこばしきこえをあげよ。こえはなってよろこうたえ、ほめうたえ。

98:5 ことをもってしゅをほめうたえ。ことうたこえをもってほめうたえ。

98:6 ラッパと角笛つのぶえおとをもっておうなるしゅまえよろこばしきこえをあげよ。

98:7 うみとそのなかちるもの、世界せかいとそのうちにものとはりどよめけ。

98:8 大水おおみずはそのち、もろもろのやまともしゅのみまえよろこうたえ。

98:9 しゅをさばくためにられるからである。しゅをもって世界せかいをさばき、公平こうへいをもってもろもろのたみをさばかれる。 

第99篇 

99:1 しゅおうとなられた。もろもろのたみはおののけ。しゅはケルビムのうえせられる。ふるえよ。

99:2 しゅはシオンにおられておおいなるかみしゅはもろもろのたみうえたかくいらせられる。

99:3 かれらはあなたのおおいなるおそるべきみほめたたえるであろう。しゅせいでいらせられる。

99:4 大能たいのうおうであり、公義こうぎあいするものであるあなたはかた公平こうへいて、ヤコブのなかせいとをおこなわれた。

99:5 われらのかみしゅをあがめ、そのあしだいのもとでおがみまつれ。しゅせいでいらせられる。

99:6 その祭司さいしなかにモーセとアロンとがあった。そのみものなかにサムエルもあった。かれらがしゅばわると、しゅこたえられた。

99:7 しゅくもはしらのうちでかれらにかたられた。かれらはそのあかしと、かれらにたまわったさだめとをまもった。

99:8 われらのかみしゅよ、あなたはかれらにこたえられた。あなたはかれらにゆるしをあたえられたかみであったが、あくおこなものには報復ほうふくされた。

99:9 われらのかみしゅをあがめ、そのせいなるやまおがみまつれ。われらのかみしゅせいでいらせられるからである。 

第100篇 

感謝かんしゃそなもののためのうた

100:1 ぜんよ、しゅにむかってよろこばしきこえをあげよ。

100:2 よろこびをもってしゅつかえよ。うたいつつ、そのみまえにきたれ。

100:3 しゅこそかみであることをれ。われらをつくられたものはしゅであって、われらはしゅのものである。われらはそのたみ、そのまきひつじである。

100:4 感謝かんしゃしつつ、そのもんり、ほめたたえつつ、その大庭おおにわれ。しゅ感謝かんしゃし、そのみをほめまつれ。

100:5 しゅめぐみふかく、そのいつくしみはかぎりなく、そのまことはよろずおよぶからである。 

第101篇 

ダビデのうた

101:1 わたしはいつくしみと公義こうぎについてうたいます。しゅよ、わたしはあなたにむかってうたいます。

101:2 わたしはまったみちこころをとめます。あなたはいつ、わたしにられるでしょうか。わたしはなおこころをもって、わがいえのうちをあゆみます。

101:3 わたしはまえいやしいこときません。わたしはそむくものおこないをにくみます。それはわたしにきまといません。

101:4 ひがんだこころはわたしをはなれるでしょう。わたしはわることりません。

101:5 ひそかに、そのとなびとをそしるものわたしはほろぼします。たかぶる高慢こうまんこころひとしのことはできません。

101:6 わたしはくにのうちの忠信ちゅうしんもの好意こういせ、わたしとともまわせます。まったみちあゆものはわたしにつかえるでしょう。

101:7 あざむくことをするものわがいえのうちにむことができません。いつわりをものはわがまえつことができません。

101:8 わたしはあさごとにくにしきものことごとくほろぼし、不義ふぎおこなものをことごとくしゅみやこからのぞきます。 

第102篇 

くるしむものおもいくずおれてそのなげきをしゅのみまえそそすときのいのり

102:1 しゅよ、わたしのいのりをおきください。わたしのさけびをみまえいたらせてください。

102:2 わたしのなやみのにみかおかくすことなく、あなたのみみをわたしにかたむけ、わがばわるに、すみやかにおこたえください。

102:3 わたしのけむりのようにえ、わたしのほねのようにえるからです。

102:4 わたしのこころくさのようにたれて、しおれました。わたしはパンをべることをわすれました。

102:5 わがなげきのこえによってわたしのほねはわたしのにくきます。

102:6 わたしは荒野あらののはげたかのごとく、れたあとのふくろうのようです。

102:7 わたしはねむらずに屋根やねにひとりいるすずめのようです。

102:8 わたしのてきはひねもす、わたしをそしり、わたしをあざけるものはわがによってのろいます。

102:9 わたしははいをパンのようにべ、わたしのものなみだまじえました。

102:10 これはあなたのいきどおりといかりのゆえです。あなたはわたしをもたげてげすてられました。

102:11 わたしのよわいは夕暮ゆうぐれかげのようです。わたしはくさのようにしおれました。

102:12 しかししゅよ、あなたはとこしえにみくらにし、そのみはよろずおよびます。

102:13 あなたはってシオンをあわれまれるでしょう。これはシオンをめぐまれるときであり、さだまったときたからです。

102:14 あなたのしもべはシオンのいしをもよろこび、そのちりをさえあわれむのです。

102:15 もろもろの国民くにたみしゅのみおそれ、のもろもろのおうはあなたの栄光えいこうおそれるでしょう。

102:16 しゅはシオンをきずき、その栄光えいこうをもってあらわれ、

102:17 とぼしいものいのりをかえりみ、かれらのねがいをかろしめられないからです。

102:18 きたるべきのために、このこときしるしましょう。そうすればあたらしくつくられるたみは、しゅをほめたたえるでしょう。

102:19 しゅはそのせいなるたかところからおろし、てんからられた。

102:20 これはとらわれびとなげきをき、さだめられたものはなち、

102:21 人々ひとびとがシオンでしゅのみをあらわし、エルサレムでそのほまれをあらわすためです。

102:22 そのときもろもろのたみ、もろもろのくにともにあつまって、しゅつかえるでしょう。

102:23 しゅはわたしのちから中途ちゅうとでくじき、わたしのよわいをみじかくされました。

102:24 わたしはいました、「わがかみよ、どうか、わたしのよわいのなかばでわたしをらないでください。あなたのよわいはよろずおよびます」と。

102:25 あなたはいにしえ、もといをすえられました。てんもまたあなたのみのわざです。

102:26 これらはほろびるでしょう。しかしあなたはながらえられます。これらはみなころものようにふるびるでしょう。あなたがこれらを上着うわぎのようにえられると、これらはります。

102:27 しかしあなたはかわることなく、あなたのよわいはおわることがありません。

102:28 あなたのしもべのらはやすらかにみ、その子孫しそんはあなたのまえかたてられるでしょう。 

第103篇 

ダビデのうた

103:1 わがたましいよ、しゅをほめよ。わがうちなるすべてのものよ、そのせいなるみをほめよ。

103:2 わがたましいよ、しゅをほめよ。そのすべてのめぐみをこころにとめよ。

103:3 しゅはあなたのすべての不義ふぎをゆるし、あなたのすべてのやまいをいやし、

103:4 あなたのいのちをはかからあがないいだし、いつくしみと、あわれみとをあなたにこうむらせ、

103:5 あなたのきながらえるかぎり、ものをもってあなたをらせられる。こうしてあなたは若返わかがえって、わしのようにあらたになる。

103:6 しゅはすべてしえたげられるもののために正義せいぎ公正こうせいとをおこなわれる。

103:7 しゅはおのれのみちをモーセにらせ、おのれのしわざをイスラエルの人々ひとびとらせられた。

103:8 しゅはあわれみにみ、めぐみふかく、いかることおそく、いつくしみゆたかでいらせられる。

103:9 しゅつねめることをせず、また、とこしえにいかりをいだかれない。

103:10 しゅはわれらのつみにしたがってわれらをあしらわず、われらの不義ふぎにしたがってむくいられない。

103:11 てんよりもたかいように、しゅがおのれをおそれるものたまわるいつくしみはおおきい、

103:12 ひがし西にしからとおいように、しゅはわれらのとがをわれらからとおざけられる。

103:13 ちちがそのどもをあわれむように、しゅはおのれをおそれるものをあわれまれる。

103:14 しゅはわれらのつくられたさまをり、われらのちりであることをおぼえていられるからである。

103:15 ひとは、そのよわいはくさのごとく、そのさかえははなにひとしい。

103:16 かぜがそのうえぎると、うせてあとなく、その場所ばしょにきいても、もはやそれをらない。

103:17 しかししゅのいつくしみは、とこしえからとこしえまで、しゅおそれるものうえにあり、そのらのおよび、

103:18 その契約けいやくまもり、その命令めいれいこころにとめておこなものにまでおよぶ。

103:19 しゅはその玉座ぎょくざてんかたくすえられ、そのまつりごとはすべてのものおさめる。

103:20 しゅ使つかいたちよ、そのみ言葉ことばこえいて、これをおこな勇士ゆうしたちよ、しゅをほめまつれ。

103:21 そのすべての万軍ばんぐんよ、そのみこころをおこなうしもべたちよ、しゅをほめよ。

103:22 しゅつくられたすべてのものよ、そのまつりごとのしたにあるすべてのところで、しゅをほめよ。わがたましいよ、しゅをほめよ。 

第104篇 

104:1 わがたましいよ、しゅをほめよ。わがかみしゅよ、あなたはいともおおいにしてほまれ威厳いげんとを

104:2 ひかりころものようにまとい、てんまくのようにり、

104:3 みずうえにおのが高殿たかどののうつばりをおき、くもをおのれのいくさぐるまとし、かぜつばさりあるき、

104:4 かぜをおのれの使者ししゃとし、ほのおをおのれのしもべとされる。

104:5 あなたはをそのもというえにすえて、とこしえにうごくことのないようにされた。

104:6 あなたはこれをころもでおおうように大水おおみずでおおわれた。みずはたたえて山々やまやまうええた。

104:7 あなたのとがめによってみず退しりぞき、あなたのかみなりこえによってみずった。

104:8 やまちあがり、たにはあなたがさだめられたところしずんだ。

104:9 あなたはみずさかいさだめて、これをえさせず、ふたたをおおうことのないようにされた。

104:10 あなたはいずみたににわきさせ、それを山々やまやまあいだながれさせ、

104:11 のもろもろのけものませられる。のろばもそのかわきをいやす。

104:12 そらとりもそのほとりにみ、こずえのあいだにさえずりうたう。

104:13 あなたはその高殿たかどのからもろもろのやまみずそそがれる。はあなたのみわざのをもってたされる。

104:14 あなたは家畜かちくのためにくさをはえさせ、またひとのためにその栽培さいばいする植物しょくぶつあたえて、から食物しょくもつさせられる。

104:15 すなわちひとこころよろこばすぶどうしゅそのかおをつややかにするあぶらひとこころつよくするパンなどである。

104:16 しゅと、しゅがおえになったレバノンの香柏こうはくとはゆたかにうるおされ、

104:17 とりはそのなかをつくり、こうのとりはもみのをそのすまいとする。

104:18 たかやまはやぎのすまい、いわいわだぬきのかくれるところである。

104:19 あなたはつきつくって季節きせつさだめられた。はそのときっている。

104:20 あなたはくらやみをつくってよるとされた。そのときはやしけものみなしのる。

104:21 わかきししはほえてえさをもとめ、かみ食物しょくもつもとめる。

104:22 ると退しりぞいて、そのあなる。

104:23 ひとてわざにつき、その勤労きんろうゆうべにおよぶ。

104:24 しゅよ、あなたのみわざはいかにおおいことであろう。あなたはこれらをみな知恵ちえをもってつくられた。はあなたのつくられたものでちている。

104:25 かしこにおおいなるひろうみがある。そのなか無数むすうのもの、大小だいしょうものちている。

104:26 そこにふねはしり、あなたがつくられたレビヤタンはそのなかたわむれる。

104:27 かれらはみなあなたがときにしたがって食物しょくもつをおあたえになるのを期待きたいしている。

104:28 あなたがおあたえになると、かれらはそれをあつめる。あなたがひらかれると、かれらはものたされる。

104:29 あなたがみかおかくされると、かれらはあわてふためく。あなたがかれらのいきられると、かれらはんでちりにかえる。

104:30 あなたがれいおくられると、かれらはつくられる。あなたはのおもてをあらたにされる。

104:31 どうか、しゅ栄光えいこうがとこしえにあるように。しゅがそのみわざをよろこばれるように。

104:32 しゅられると、ふるい、やまれられると、けむりをいだす。

104:33 わたしはきるかぎり、しゅにむかってうたい、ながらえるあいだはわがかみをほめうたおう。

104:34 どうか、わたしのおもいがしゅよろこばれるように。わたしはしゅによってよろこぶ。

104:35 どうか、つみびとがからほろぼされ、しきものが、もはや、いなくなるように。わがたましいよ、しゅをほめよ。しゅをほめたたえよ。 

第105篇 

105:1 しゅ感謝かんしゃし、そのみび、そのみわざをもろもろのたみのなかにらせよ。

105:2 しゅにむかってうたえ、しゅをほめうたえ、そのすべてのくすしきみわざをかたれ。

105:3 そのせいなるみほこれ。しゅたずもとめるものこころよろこばせよ。

105:4 しゅとそのみちからとをもとめよ、つねにそのみかおたずねよ。

105:5 105:6 そのしもべアブラハムの子孫しそんよ、そのえらばれたものであるヤコブのらよ、しゅのなされたくすしきみわざと、その奇跡きせきと、そのみくちのさばきとをこころにとめよ。

105:7 かれはわれらのかみしゅでいらせられる。そのさばきはぜんにある。

105:8 しゅはとこしえに、その契約けいやくをみこころにとめられる。これはよろずめいじられたみ言葉ことばであって、

105:9 アブラハムとむすばれた契約けいやくイサクにちかわれた約束やくそくである。

105:10 しゅはこれをかたてて、ヤコブのためにさだめとし、イスラエルのために、とこしえの契約けいやくとして

105:11 われた、「わたしはあなたにカナンのあたえて、あなたがたのけるぎょうまえとする」と。

105:12 このときかれらのかずすくなくて、かぞえるにらず、そのところたびびととなり、

105:13 このくにからかのくにき、このくにからたみった。

105:14 しゅひとかれらをしえたげるのをゆるさず、かれらのためにおうたちをこらしめて、

105:15 われた、「わがあぶらそそがれたものたちにさわってはならない、わが預言者よげんしゃたちにがいくわえてはならない」と。

105:16 しゅはききんをまねき、ひとのつえとするパンをことごとくくだかれた。

105:17 またかれらのまえにひとりをつかわされた。すなわちられて奴隷どれいとなったヨセフである。

105:18 かれあしあしかせをもっていためられ、かれくびてつ首輪くびわにはめられ、

105:19 かれ言葉ことばときまで、しゅのみ言葉ことばかれこころみた。

105:20 おうひとをつかわしてかれはなち、たみのつかさはかれ自由じゆうあたえた。

105:21 おうはそのいえのつかさとしてその所有しょゆうをことごとくつかさどらせ、

105:22 そのこころのままにきみたちをおしえさせ、長老ちょうろうたちに知恵ちえさづけさせた。

105:23 そのときイスラエルはエジプトにきたり、ヤコブはハムの寄留きりゅうした。

105:24 しゅはそのたみおおいにくわえ、これをそのあだよりもつよくされた。

105:25 しゅ人々ひとびとこころをかえて、そのたみにくませ、そのしもべたちを悪賢わるがしこあつかわせられた。

105:26 しゅはそのしもべモーセと、そのおえらびになったアロンとをつかわされた。

105:27 かれらはハムのしゅのしるしと、奇跡きせきとをかれらのうちにおこなった。

105:28 しゅくらやみをつかわしてくらくされた。しかしかれらはそのみ言葉ことばしたがわなかった。

105:29 しゅかれらのみずかわらせて、そのうおころされた。

105:30 かれらのくにには、かえるがむらがり、おう寝間ねまにまではいった。

105:31 しゅわれると、はえのれがきたり、ぶよがくにじゅうにあった。

105:32 しゅあめにかえて、ひょうをかれらにあたえ、きらめくいなずまをかれらのくにはなたれた。

105:33 しゅかれらのぶどうのと、いちじくのとをち、かれらのくにのもろもろのくだかれた。

105:34 しゅわれると、いなごがきたり、無数むすうわかいいなごがて、

105:35 かれらのくにのすべての青物あおものいつくし、そのいつくした。

105:36 しゅかれらのくにのすべてのういごをち、かれらのすべてのちからはじめをたれた。

105:37 そして金銀きんぎんたずさえてイスラエルをかせられた。その部族ぶぞくのうちに、ひとりのたおれるものもなかった。

105:38 エジプトはかれらのるのをよろこんだ。かれらにたいするおそれがかれらにのぞんだからである。

105:39 しゅくもをひろげておおいとし、よるをもっててらされた。

105:40 またかれらのもとめによって、うずらをびきたらせ、てんから、かてをゆたかにかれらにあたえられた。

105:41 しゅいわひらかれると、みずがほとばしりて、かわいたかわのようにながれた。

105:42 これはしゅがそのせいなる約束やくそくと、そのしもべアブラハムをおぼえられたからである。

105:43 こうしてしゅはそのたみみちびいてよろこびつつかせ、そのえらばれたたみみちびいてうたいつつかせられた。

105:44 しゅはもろもろのくにびとのかれらにあたえられたので、かれらはもろもろのたみ勤労きんろう自分じぶんのものとした。

105:45 これはかれらがしゅさだめをまもり、そのおきてをおこなうためである。しゅをほめたたえよ。 

第106篇 

106:1 しゅをほめたたえよ。しゅ感謝かんしゃせよ、しゅめぐみふかく、そのいつくしみはとこしえにえることがない。

106:2 だれがしゅ大能たいのうのみわざをかたり、そのほまれをことごとくいあらわすことができようか。

106:3 公正こうせいまも人々ひとびとつね正義せいぎおこなひとはさいわいである。

106:4 しゅよ、あなたがそのたみめぐまれるとき、わたしをおぼえてください。あなたがかれらをすくわれるとき、わたしをたすけてください。

106:5 そうすれば、わたしはあなたのえらばれたもの繁栄はんえいあなたの国民くにたみよろこびをよろこび、あなたのぎょうともほこることができるでしょう。

106:6 われらは先祖せんぞたちとおなじくつみおかした。われらは不義ふぎをなし、しきことをおこなった。

106:7 われらの先祖せんぞたちはエジプトにいたとき、あなたのくすしきみわざにこころめず、あなたのいつくしみのゆたかなのをおもわず、紅海こうかいで、いとたかかみにそむいた。

106:8 けれどもしゅはその大能たいのうらせようと、のためにかれらをすくわれた。

106:9 しゅ紅海こうかいをしかって、それをかわかし、かれらをみちびいて荒野あらのくように、ふちとおらせられた。

106:10 こうしてしゅかれらをあだのからすくい、てきちからからあがなわれた。

106:11 みずかれらのあだをおおったので、そのうち、ひとりものこったものはなかった。

106:12 このときかれらはそのみ言葉ことばしんじ、そのほまれうたった。

106:13 しかしかれらはまもなくそのみわざをわすれ、そのすすめをたず、

106:14 でわがままな欲望よくぼうおこし、荒野あらのかみこころみた。

106:15 しゅかれらにそのもとめるものをあたえられたが、かれらのうちに病気びょうきおくって、やせおとろえさせられた。

106:16 人々ひとびと宿営しゅくえいのうちでモーセをねたみ、しゅ聖者せいじゃアロンをねたんだとき、

106:17 ひらけてダタンをみ、アビラムの仲間なかまをおおった。

106:18 はまたこの仲間なかまのうちにおこり、ほのおしきものきつくした。

106:19 かれらはホレブでうしつくり、鋳物いものぞうおがんだ。

106:20 かれらはかみ栄光えいこうくさうしぞうえた。

106:21 106:22 かれらは、エジプトでおおいなることをなし、ハムのでくすしきみわざをなし、紅海こうかいのほとりでおそるべきことをなされた救主すくいぬしなるかみわすれた。

106:23 それゆえ、しゅかれらをほろぼそうとわれた。しかししゅのおえらびになったモーセはやぶくちしゅのみまえち、いかりをきかえして、ほろびをまぬかれさせた。

106:24 かれらはうるわしいあなどり、しゅ約束やくそくしんぜず、

106:25 またその天幕てんまくでつぶやき、しゅのみこえしたがわなかった。

106:26 それゆえ、しゅはみをあげて、かれらにちかい、かれらを荒野あらのたおれさせ、

106:27 またその子孫しそんを、もろもろの国民くにたみのうちにらし、もろもろのかれらをまきらそうとされた。

106:28 またかれらはペオルのバアルをしたって、んだものにささげた、いけにえをべた。

106:29 かれらはそのおこないをもってしゅいからせたので、かれらのうちに疫病えきびょうおこった。

106:30 そのときピネハスがって仲裁ちゅうさいにはいったので、疫病えきびょうはやんだ。

106:31 これによってピネハスはよろずまで、とこしえにとされた。

106:32 かれらはまたメリバのみずのほとりでしゅいからせたので、モーセはかれらのためにわざわいにあった。

106:33 これはかれらがかみれいにそむいたとき、かれがそのくちびるで軽率けいそつなことをったからである。

106:34 かれらはしゅめいじられたもろもろのたみほろぼさず、

106:35 かえってもろもろの国民くにたみとまじってそのわざにならい、

106:36 自分じぶんたちのわなとなった偶像ぐうぞうつかえた。

106:37 かれらはそのむすこ、むすめたちを悪霊あくれいにささげ、

106:38 つみのない、すなわちカナンの偶像ぐうぞうにささげたそのむすこ、むすめたちのながした。こうしてくにけがされた。

106:39 このようにかれらはそのわざによっておのれをけがし、そのおこないによって姦淫かんいんをなした。

106:40 それゆえ、しゅいかりがそのたみにむかってえ、そのぎょうにくんで、

106:41 かれらをもろもろの国民くにたみにわたされた。かれらはおのれをにくものおさめられ、

106:42 そのてきにしえたげられ、そのちからした征服せいふくされた。

106:43 しゅはしばしばかれらをたすけられたが、かれらははかりごとをもうけてそむき、その不義ふぎによってひくくされた。

106:44 それにもかかわらず、しゅかれらのさけびをかれたとき、そのなやみをかえりみ、

106:45 その契約けいやくかれらのためにおもし、そのいつくしみのゆたかなるにより、みこころをえられ、

106:46 かれらをとりこにしたものどもによって、あわれまれるようにされた。

106:47 われらのかみしゅよ、われらをすくって、もろもろの国民くにたみのなかからあつめてください。われらはあなたのせいなるみ感謝かんしゃし、あなたのほまれほこるでしょう。

106:48 イスラエルのかみしゅとこしえからとこしえまでほむべきかな。すべてのたみは「アァメン」ととなえよ。しゅをほめたたえよ。 

第107篇 

107:1 「しゅ感謝かんしゃせよ、しゅめぐみふかく、そのいつくしみはとこしえにえることがない」と、

107:2 しゅにあがなわれたものえ。しゅかれらをなやみからあがない、

107:3 もろもろのくにから、ひがし西にしきたみなみからかれらをあつめられた。

107:4 かれらはひとなき荒野あらのにさまよい、むべきまちにいたるみちいださなかった。

107:5 かれらはえ、またかわき、そのたましいかれらのうちにおとろえた。

107:6 かれらはそのなやみのうちにしゅばわったので、しゅかれらをそのなやみからたすし、

107:7 むべきまちくまで、まっすぐなみちみちびかれた。

107:8 どうか、かれらがしゅのいつくしみと、ひとらになされたくすしきみわざとのために、しゅ感謝かんしゃするように。

107:9 しゅはかわいたたましいらせ、えたたましいものたされるからである。

107:10 暗黒あんこくふかいやみのなかにいるものくるしみと、くろがねにしばられたもの

107:11 かれらはかみ言葉ことばにそむき、いとたかものすすめをかろんじたので、

107:12 しゅおも労働ろうどうをもってかれらのこころひくくされた。かれらはつまずきたおれても、たすけるものがなかった。

107:13 かれらはそのなやみのうちにしゅばわったので、しゅかれらをそのなやみからすくい、

107:14 暗黒あんこくふかいやみからかれらをみちびして、そのかせをこわされた。

107:15 どうか、かれらがしゅのいつくしみと、ひとらになされたくすしきみわざとのために、しゅ感謝かんしゃするように。

107:16 しゅ青銅せいどうのとびらをこわし、てつかんられたからである。

107:17 あるものはそのつみけがれたおこないによってみ、その不義ふぎのゆえになやんだ。

107:18 かれらはすべての食物しょくもつをきらって、もんちかづいた。

107:19 かれらはそのなやみのうちにしゅばわったので、しゅかれらをそのなやみからすくい、

107:20 そのみ言葉ことばをつかわして、かれらをいやし、かれらをほろびからたすされた。

107:21 どうか、かれらがしゅのいつくしみと、ひとらになされたくすしきみわざとのために、しゅ感謝かんしゃするように。

107:22 かれらが感謝かんしゃのいけにえをささげ、よろこびのうたをもって、そのみわざをいあらわすように。

107:23 ふねうみにくだり、大海たいかい商売しょうばいをするものは、

107:24 しゅのみわざをまたふかところでそのくすしきみわざをた。

107:25 しゅめいじられると暴風ぼうふうって、うみなみをあげた。

107:26 かれらはてんにのぼり、ふちにくだり、なやみによってその勇気ゆうきり、

107:27 ったひとのようによろめき、よろめいて途方とほうにくれる。

107:28 かれらはそのなやみのうちにしゅばわったので、しゅかれらをそのなやみからすくされた。

107:29 しゅがあらしをしずめられると、うみなみおだやかになった。

107:30 こうしてかれらはなみしずまったのをよろこび、しゅかれらをそののぞみなとみちびかれた。

107:31 どうか、かれらがしゅのいつくしみと、ひとらになされたくすしきみわざとのために、しゅ感謝かんしゃするように。

107:32 かれらがたみ集会しゅうかいしゅをあがめ、長老ちょうろう会合かいごうしゅをほめたたえるように。

107:33 しゅかわかわらせ、いずみをかわいたかわらせ、

107:34 えたをそれにものあくのゆえにしおかわらせられる。

107:35 しゅいけかわらせ、かわいたいずみかわらせ、

107:36 えたものをそこにまわせられる。こうしてかれらはそのむべきまちて、

107:37 はたけたねをまき、ぶどうはたけもうけておおくの収穫しゅうかくた。

107:38 しゅかれらを祝福しゅくふくされたのでかれらはおおいにふえ、その家畜かちくるのをゆるされなかった。

107:39 かれらがしえたげと、なやみと、かなしみとによってり、かついやしめられたとき、

107:40 しゅはもろもろのきみあなどりをそそぎ、みちなきにさまよわせられた。

107:41 しかししゅまずしいものなやみのうちからあげて、その家族かぞくひつじれのようにされた。

107:42 ただしいものはこれをよろこび、もろもろの不義ふぎはそのくちじた。

107:43 すべてかしこものはこれらのことこころをよせ、しゅのいつくしみをさとるようにせよ。 

第108篇 

ダビデのうた、さんび

108:1 かみよ、わがこころさだまりました。わがこころさだまりました。わたしはうたい、かつほめたたえます。わがたましいよ、さめよ。

108:2 立琴たてごとよ、ことよ、さめよ。わたしはしののめをびさまします。

108:3 しゅよ、わたしはもろもろのたみなかであなたに感謝かんしゃし、もろもろのくになかであなたをほめたたえます。

108:4 あなたのいつくしみはおおきく、てんにまでおよびあなたのまことはくもにまでおよぶ。

108:5 かみよ、みずからをてんよりもたかくし、みさかえをぜんうえにあげてください。

108:6 あなたのあいされるものたすけをるために、みぎのみをもってすくいをほどこし、わたしにこたえてください。

108:7 かみはその聖所せいじょわれた、「わたしはおおいなるよろこびをもってシケムをかち、スコテのたにかちあたえよう。

108:8 ギレアデはわたしのもの、マナセもわたしのものである。エフライムはわたしのかぶと、ユダはわたしのつえである。

108:9 モアブはわたしのあしだらい、エドムにはわたしのくつをげる。ペリシテについては、かちどきをあげる」。

108:10 だれがわたしを堅固けんごまちいたらせるであろうか。だれがわたしをエドムにみちびくであろうか。

108:11 かみよ、あなたはわれらをてられたではありませんか。かみよ、あなたはわれらの軍勢ぐんぜいともかれません。

108:12 われらにたすけをあたえて、あだにむかわせてください。ひとたすけはむなしいからです。

108:13 われらはかみによっていさましくはたらきます。われらのあだをみにじるものかみだからです。 

第109篇 

聖歌せいかたい指揮者しきしゃによってうたわせたダビデのうた

109:1 わたしのほめたたえるかみよ、もださないでください。

109:2 かれらはしきくちあざむきのくちをあけて、わたしにむかい、いつわりのしたをもってわたしにかたり、

109:3 うらみの言葉ことばをもってわたしをかこみ、ゆえなくわたしをめるのです。

109:4 かれらはわがあいにむくいて、わたしを非難ひなんします。しかしわたしはかれらのためにいのります。

109:5 かれらはあくをもってわがぜんむくい、うらみをもってわがあいむくいるのです。

109:6 かれうえしきひとて、うったえるものかれうったえさせてください。

109:7 かれがさばかれるとき、かれつみあるものとし、そのいのりつみえてください。

109:8 そのすくなくし、その財産ざいさんをほかのひとにとらせ、

109:9 そのらをみなしごにし、そのつまをやもめにしてください。

109:10 そのらを放浪者ほうろうしゃとしてほどこしをこわせ、そのれたすまいからさせてください。

109:11 かれっているすべてのものさいしゅうばわせ、その勤労きんろうをほかのひとにかすめさせてください。

109:12 かれにいつくしみをほどこものはひとりもなく、またそのみなしごをあわれむものもなく、

109:13 その子孫しそんえさせ、そのつぎってください。

109:14 そのちちたちの不義ふぎしゅのみまえおぼえられ、そのははつみらないでください。

109:15 それらをつねしゅのみまえき、かれ記憶きおくからってください。

109:16 これはかれがいつくしみをほどこすことをおもわず、かえってまずしいものとぼしいものめ、こころいためるものころそうとしたからです。

109:17 かれはのろうことをこのんだ。のろいをかれのぞませてください。かれめぐむことをよろこばなかった。めぐみをかれからとおざけてください。

109:18 かれはのろいをころものようにた。のろいをみずのようにそのにしみこませ、あぶらのようにそのほねにしみこませてください。

109:19 またそれを自分じぶん着物きもののようにならせ、つねめるおびのようにならせてください。

109:20 これがわたしを非難ひなんするものと、わたしにさからってわるいことをものしゅからうけるむくいとしてください。

109:21 しかし、わがしゅなるかみよ、あなたはみのために、わたしをかえりみてください。あなたのいつくしみのふかきにより、わたしをおたすけください。

109:22 わたしはまずしく、かつとぼしいのです。わたしのこころはわがうちにきずついています。

109:23 わたしは夕日ゆうひかげのようにりゆき、いなごのようにはらわれます。

109:24 わたしのひざは断食だんじきによってよろめき、わたしのにくはやせおとろえ、

109:25 わたしはかれらにそしられるものとなりました。かれらはわたしをると、あたまります。

109:26 わがかみしゅよ、わたしをおたすけください。あなたのいつくしみにしたがって、わたしをおすくいください。

109:27 しゅよ、これがあなたのみのわざであること、あなたがそれをなされたことを、かれらにらせてください。

109:28 かれらはのろうけれども、あなたは祝福しゅくふくされます。わたしをめるものをはずかしめ、あなたのしもべをよろこばせてください。

109:29 わたしを非難ひなんするものにはずかしめをせ、おのがはじ上着うわぎのようにまとわせてください。

109:30 わたしはわがくちをもっておおいにしゅ感謝かんしゃし、おおくのひとのなかでしゅをほめたたえます。

109:31 しゅまずしいものみぎって、死罪しざいにさだめようとするものからかれすくわれるからです。 

第110篇 

ダビデのうた

110:1 しゅはわがしゅわれる、「わたしがあなたのもろもろのてきあなたのあしだいとするまで、わたしのみぎせよ」と。

110:2 しゅはあなたのちからあるつえをシオンからされる。あなたはもろもろのてきのなかでおさめよ。

110:3 あなたのたみは、あなたがその軍勢ぐんぜいせいなる山々やまやまみちびこころからよろこんでおのれをささげるであろう。あなたの若者わかものあさたいからつゆのようにあなたにるであろう。

110:4 しゅちかいをてて、みこころえられることはない、「あなたはメルキゼデクのくらいにしたがってとこしえに祭司さいしである」。

110:5 しゅはあなたのみぎにおられて、そのいかりのおうたちをやぶられる。

110:6 しゅはもろもろのくにのなかでさばきをおこない、しかばねをもってたし、ひろおさめる首領しゅりょうたちをやぶられる。

110:7 かれみちのほとりのかわからくんでみ、それによって、そのこうべをあげるであろう。 

第111篇 

111:1 しゅをほめたたえよ。わたしはただしいもののつどい、および公会こうかいで、こころをつくしてしゅ感謝かんしゃする。

111:2 しゅのみわざは偉大いだいである。すべてそのみわざをよろこものによってたずきわめられる。

111:3 そのみわざは栄光えいこう威厳いげんとにち、そのはとこしえに、うせることがない。

111:4 しゅはそのくすしきみわざを記念きねんさせられた。しゅめぐみふかく、あわれみにちていられる。

111:5 しゅはおのれをおそれるもの食物しょくもつあたえ、その契約けいやくをとこしえにこころにとめられる。

111:6 しゅはもろもろの国民くにたみ所領しょりょうをそのたみあたえて、みわざのちからをこれにあらわされた。

111:7 そのみのわざは真実しんじつかつ公正こうせいであり、すべてのさとしはたしかである。

111:8 これらは世々よよかぎりなくかたち、真実しんじつ正直しょうじきとをもってなされた。

111:9 しゅはそのたみにあがないをほどこし、その契約けいやくをとこしえにてられた。そのみせいにして、おそれおおい。

111:10 しゅおそれることは知恵ちえのはじめである。これをおこなものはみなさとりをる。しゅほまれは、とこしえに、うせることはない。 

第112篇 

112:1 しゅをほめたたえよ。しゅをおそれて、そのもろもろのいましめをおおいによろこひとはさいわいである。

112:2 その子孫しそんにおいてつよくなり、ただしいもののやからは祝福しゅくふくる。

112:3 繁栄はんえいとみとはそのいえにあり、そのはとこしえに、うせることはない。

112:4 ひかりただしいもののために暗黒あんこくなかにもあらわれる。しゅめぐふかく、あわれみにち、ただしくいらせられる。

112:5 めぐみをほどこし、すことをなし、そのことただしくおこなひとはさいわいである。

112:6 ただしいひとけっしてうごかされることなく、とこしえにおぼえられる。

112:7 かれわるいおとずれをおそれず、そのこころしゅ信頼しんらいしてゆるがない。

112:8 そのこころいておそれることなく、ついにそのあだについてのねがいをる。

112:9 かれしげなくほどこし、まずしいものあたえた。そのはとこしえに、うせることはない。そのつのほまれてあげられる。

112:10 しきものはこれをいかり、をかみならしてる。しきものねがいはほろびる。 

第113篇 

113:1 しゅをほめたたえよ。しゅのしもべたちよ、ほめたたえよ。しゅのみをほめたたえよ。

113:2 いまより、とこしえにいたるまでしゅのみはほむべきかな。

113:3 のいずるところからるところまで、しゅのみはほめたたえられる。

113:4 しゅはもろもろの国民くにたみうえたかくいらせられ、その栄光えいこうてんよりもたかい。

113:5 われらのかみしゅにくらぶべきものはだれか。しゅたかところし、

113:6 とおてんとをおろされる。

113:7 しゅまずしいものをちりからあげ、とぼしいものをあくたからあげて、

113:8 もろもろのきみたちとともにすわらせ、そのたみきみたちとともにすわらせられる。

113:9 またまぬおんな家庭かていあたえ、おおくの子供こどもたちのよろこばしいははとされる。しゅをほめたたえよ。 

第114篇 

114:1 イスラエルがエジプトをいで、ヤコブのいえげんたみはなれたとき、

114:2 ユダはしゅ聖所せいじょとなり、イスラエルはしゅ所領しょりょうとなった。

114:3 うみはこれをげ、ヨルダンはうしろに退しりぞき、

114:4 やま雄羊おひつじのようにおどり、小山こやま小羊こひつじのようにおどった。

114:5 うみよ、おまえはどうしてげるのか、ヨルダンよ、おまえはどうしてうしろに退しりぞくのか。

114:6 やまよ、おまえたちはどうして雄羊おひつじのようにおどるのか、小山こやまよ、おまえたちはどうして小羊こひつじのようにおどるのか。

114:7 よ、しゅのみまえにおののけ、ヤコブのかみのみまえにおののけ。

114:8 しゅいわいけかわらせ、いしいずみかわらせられた。 

第115篇 

115:1 しゅよ、栄光えいこうわれらにではなく、われらにではなく、あなたのいつくしみと、まこととのゆえに、ただ、みにのみしてください。

115:2 なにゆえ、もろもろの国民くにたみうのでしょう、かれらのかみはどこにいるのか」と。

115:3 われらのかみてんにいらせられる。かみはみこころにかなうすべてのことおこなわれる。

115:4 かれらの偶像ぐうぞうはしろがねと、こがねで、ひとのわざである。

115:5 それはくちがあってもかたることができない。があってもることができない。

115:6 みみがあってもくことができない。はながあってもかぐことができない。

115:7 があってもることができない。あしがあってもあるくことができない。また、のどからこえすこともできない。

115:8 これをつくものと、これに信頼しんらいするものとはみな、これとひとしいものになる。

115:9 イスラエルよ、しゅ信頼しんらいせよ。しゅかれらのたすけ、またかれらのたてである。

115:10 アロンのいえよ、しゅ信頼しんらいせよ。しゅかれらのたすけ、またかれらのたてである。

115:11 しゅおそれるものよ、しゅ信頼しんらいせよ。しゅかれらのたすけ、またかれらのたてである。

115:12 しゅはわれらをみこころにとめられた。しゅはわれらをめぐみ、イスラエルのいえめぐみ、アロンのいえめぐみ、

115:13 また、ちいさいものも、おおいなるものも、しゅおそれるものめぐまれる。

115:14 どうか、しゅがあなたがたをくわえ、あなたがたと、あなたがたの子孫しそんとをくわえられるように。

115:15 天地てんち つくられたしゅによってあなたがたがめぐまれるように。

115:16 てんしゅてんである。しかしひとらにあたえられた。

115:17 んだものも、おとなきところくだものも、しゅをほめたたえることはない。

115:18 しかし、われらはいまより、とこしえにいたるまで、しゅをほめまつるであろう。しゅをほめたたえよ。 

第116篇 

116:1 わたしはしゅあいする。しゅはわがこえと、わがねがいとをかれたからである。

116:2 しゅはわたしにみみかたむけられたので、わたしはきるかぎりしゅびまつるであろう。

116:3 つながわたしをき、陰府よみくるしみがわたしをとらえた。わたしはなやみとかなしみにあった。

116:4 そのときわたしはしゅのみんだ。しゅよ、どうぞわたしをおすくいください」と。

116:5 しゅめぐみふかく、ただしくいらせられ、われらのかみはあわれみにまれる。

116:6 しゅ無学むがくものまもられる。わたしがひくくされたとき、しゅはわたしをすくわれた。

116:7 わがたましいよ、おまえの平安へいあんかえるがよい。しゅゆたかにおまえをあしらわれたからである。

116:8 あなたはわたしのたましいから、わたしのなみだから、わたしのあしをつまずきからたすされました。

116:9 わたしはけるもので、しゅのみまえあゆみます。

116:10 「わたしはおおいになやんだ」とったときにもなおしんじた。

116:11 わたしはおどろきあわてたときにった、「すべてのひとあてにならぬものである」と。

116:12 わたしにたまわったもろもろのめぐみについて、どうしてしゅむくいることができようか。

116:13 わたしはすくいさかずきをあげて、しゅのみぶ。

116:14 わたしはすべてのたみまえで、しゅにわがちかいをつぐなおう。

116:15 しゅ聖徒せいとはそのみまえにおいてたっとい。

116:16 しゅよ、わたしはあなたのしもべです。わたしはあなたのしもべ、あなたのはしためのです。あなたはわたしのなわめをかれました。

116:17 わたしは感謝かんしゃのいけにえをあなたにささげて、しゅのみびます。

116:18 わたしはすべてのたみまえしゅにわがちかいをつぐないます。

116:19 エルサレムよ、あなたのなかで、しゅいえ大庭おおにわなかで、これをつぐないます。しゅをほめたたえよ。 

第117篇 

117:1 もろもろのくによ、しゅをほめたたえよ。もろもろのたみよ、しゅをたたえまつれ。

117:2 われらにたまわるそのいつくしみはおおきいからである。しゅのまことはとこしえにえることがない。しゅをほめたたえよ。 

第118篇 

118:1 しゅ感謝かんしゃせよ、しゅめぐみふかく、そのいつくしみはとこしえにえることがない。

118:2 イスラエルはえ、「そのいつくしみはとこしえにえることがない」と。

118:3 アロンのいええ、「そのいつくしみはとこしえにえることがない」と。

118:4 しゅをおそれるものえ、「そのいつくしみはとこしえにえることがない」と。

118:5 わたしがなやみのなかからしゅぶと、しゅこたえて、わたしをひろところかれた。

118:6 しゅがわたしに味方みかたされるので、おそれることはない。ひとはわたしになにをなしようか。

118:7 しゅはわたしに味方みかたし、わたしをたすけられるので、わたしをにくものについてのねがいをるであろう。

118:8 しゅたのむはひとにたよるよりもい。

118:9 しゅたのむはもろもろのきみにたよるよりもい。

118:10 もろもろの国民くにたみはわたしをかこんだ。わたしはしゅのみによってかれらをほろぼす。

118:11 かれらはわたしをかこんだ、わたしをかこんだ。わたしはしゅのみによってかれらをほろぼす。

118:12 かれらははちのようにわたしをかこみ、いばらののようにえたった。わたしはしゅのみによってかれらをほろぼす。

118:13 わたしはひどくされてたおれようとしたが、しゅはわたしをたすけられた。

118:14 しゅはわがちから、わがうたであって、わがすくいとなられた。

118:15 け、勝利しょうりよろこばしいうたただしいもの天幕てんまくにある。しゅみぎいさましいはたらきをなし、

118:16 しゅみぎたかくあがり、しゅみぎいさましいはたらきをなす」。

118:17 わたしはぬことなく、きながらえて、しゅのみわざを物語ものがたるであろう。

118:18 しゅはいたくわたしをらされたが、にはわたされなかった。

118:19 わたしのためにもんひらけ、わたしはそのうちにはいって、しゅ感謝かんしゃしよう。

118:20 これはしゅもんである。ただしいものはそのうちにはいるであろう。

118:21 わたしはあなたに感謝かんしゃします。あなたがわたしにこたえて、わがすくいとなられたことを。

118:22 いえつくりらのてたいしすみのかしらいしとなった。

118:23 これはしゅのなされたことわれらのにはおどろくべきことである。

118:24 これはしゅもうけられたであって、われらはこのよろこたのしむであろう。

118:25 しゅよ、どうぞわれらをおすくいください。しゅよ、どうぞわれらをさかえさせてください。

118:26 しゅのみによってはいるものはさいわいである。われらはしゅいえからあなたをたたえます。

118:27 しゅかみであって、われらをてらされた。えだたずさえてまつり行列ぎょうれつ祭壇さいだんつのにまですすませよ。

118:28 あなたはわがかみ、わたしはあなたに感謝かんしゃします。あなたはわがかみ、わたしはあなたをあがめます。

118:29 しゅ感謝かんしゃせよ、しゅめぐみふかく、そのいつくしみはとこしえにえることがない。