口語訳聖書(振り仮名付き)

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レビ

第20章    Lv-Audio 

20:1 しゅはまたモーセにわれた、

20:2 「イスラエルの人々ひとびといなさい、『イスラエルの人々ひとびとのうち、またイスラエルのうちに寄留きりゅうする他国たこくじんのうち、だれでもそのともをモレクにささげるものは、かならころされなければならない。すなわち、くにたみかれいしたなければならない。

20:3 わたしはかおをそのひとけ、かれたみのうちからつであろう。かれがそのともをモレクにささげてわたしの聖所せいじょけがし、またわたしのせいなるけがしたからである。

20:4 そのひと子供こどもをモレクにささげるとき、くにたみがもしことさらに、このことをおおい、これをころさないならば、

20:5 わたし自身じしんかおをそのひととその家族かぞくとにけ、かれおよびかれならってモレクをしたい、これと姦淫かんいんするものを、すべてたみのうちからつであろう。

20:6 もし口寄くちよせ、またはうらなのもとにおもむき、かれらをしたって姦淫かんいんするものがあれば、わたしはかおをそのひとけ、これをたみのうちからつであろう。

20:7 ゆえにあなたがたは、みずからを聖別せいべつし、せいなるものとならなければならない。わたしはあなたがたのかみしゅである。

20:8 あなたがたはわたしのさだめをまもって、これをおこなわなければならない。わたしはあなたがたを聖別せいべつするしゅである。

20:9 だれでもちちまたはははをのろうものは、かならころされなければならない。かれちちまたはははをのろったので、そのかれするであろう。

20:10 ひとつま姦淫かんいんするもの、すなわち隣人りんじんつま姦淫かんいんするものがあれば、その姦夫かんぷ姦婦かんぷともかならころされなければならない。

20:11 そのちちつまものは、そのちちをはずかしめるものである。かれらはふたりともかならころされなければならない。そのかれらにするであろう。

20:12 つまものは、ふたりともかならころされなければならない。かれらはみちならぬことをしたので、そのかれらにするであろう。

20:13 おんなるようにおとこものは、ふたりともにくむべきことをしたので、かならころされなければならない。そのかれらにするであろう。

20:14 おんなをそのはは一緒いっしょにめとるならば、これは悪事あくじであって、かれも、おんなたちもかれなければならない。このような悪事あくじをあなたがたのうちになくするためである。

20:15 おとこがもし、けものるならばかれかならころされなければならない。あなたがたはまた、そのけものころさなければならない。

20:16 おんながもし、けものちかづいて、これとるならば、あなたは、そのおんなけものとをころさなければならない。かれらはかならころさるべきである。そのかれらにするであろう。

20:17 ひとがもし、その姉妹しまい、すなわちちちむすめ、あるいはははむすめちかづいて、その姉妹しまいのはだをおんなはその兄弟きょうだいのはだをるならば、これはずべきことである。かれらは、そのたみ人々ひとびとまえで、たれなければならない。かれは、その姉妹しまいおかしたのであるから、そのつみわなければならない。

20:18 ひとがもし、つきのさわりのあるおんなて、そのはだをあらわすならば、おとこおんなみなもとあらわし、おんな自分じぶんみなもとあらわしたのであるから、ふたりともにそのたみのうちからたれなければならない。

20:19 あなたのはは姉妹しまい、またはあなたのちち姉妹しまいおかしてはならない。これは、自分じぶん肉親にくしんものおかすことであるから、かれらはそのつみわなければならない。

20:20 ひとがもし、そのおばとるならば、これはおじをはずかしめることであるから、かれらはそのつみい、なくしてぬであろう。

20:21 ひとがもし、その兄弟きょうだいつまるならば、これはけがらわしいことである。かれはその兄弟きょうだいをはずかしめたのであるから、かれらはなきものとなるであろう。

20:22 あなたがたはわたしのさだめとおきてとをことごとくまもって、これをおこなわなければならない。そうすれば、わたしがあなたがたをまわせようとみちびいては、あなたがたをさぬであろう。

20:23 あなたがたのまえからわたしがはらくにびとの風習ふうしゅうに、あなたがたはあゆんではならない。かれらは、このもろもろのことをしたから、わたしはかれらをにくむのである。

20:24 わたしはあなたがたにった、「あなたがたは、かれらのるであろう。わたしはこれをあなたがたにあたえて、これをさせるであろう。これはちちみつとのながれるである」。わたしはあなたがたをたみから区別くべつしたあなたがたのかみしゅである。

20:25 あなたがたはきよけものけがれたけものけがれたとりきよとり区別くべつしなければならない。わたしがあなたがたのためにけがれたものとして区別くべつしたけもの、またはとりまたはすべてうものによって、あなたがたのむべきものとしてはならない。

20:26 あなたがたはわたしにたいしてせいなるものでなければならない。しゅなるわたしはせいなるもので、あなたがたをわたしのものにしようと、たみから区別くべつしたからである。

20:27 おとこまたはおんなで、口寄くちよせ、またはうらないをするものは、かならころされなければならない。すなわち、いしころさなければならない。そのかれらにするであろう』」。 

第21章 

21:1 しゅはまたモーセにわれた、「アロンのなる祭司さいしたちにげていなさい、『たみのうちの死人しにんのために、けがものがあってはならない。

21:2 ただし、近親きんしんもの、すなわち、ちちはは、むすこ、むすめ兄弟きょうだいのため、

21:3 またかれ近親きんしんで、まだおっとのない処女しょじょなる姉妹しまいのためには、そのけがしてもよい。

21:4 しかし、おっとにとついだ姉妹しまいのためには、けがしてはならない。

21:5 かれらはあたまいただきをそってはならない。ひげの両端りょうたんをそりおとしてはならない。またきずをつけてはならない。

21:6 かれらはかみたいしてせいでなければならない。またかみけがしてはならない。かれらはしゅ火祭かさい、すなわち、かみ食物しょくもつをささげるものであるから、せいでなければならない。

21:7 かれらは遊女ゆうじょけがれたおんなをめとってはならない。またおっとされたおんなをめとってはならない。祭司さいしかみたいしてせいなるものだからである。

21:8 あなたはかれせいとしなければならない。かれはあなたのかみ食物しょくもつをささげるものだからである。かれはあなたにとってせいなるものでなければならない。あなたがたをせいとするしゅ、すなわち、わたしはせいなるものだからである。

21:9 祭司さいしむすめであるものが、淫行いんこうをなして、そのけがすならば、そのちちけがすのであるから、彼女かのじょかなければならない。

21:10 その兄弟きょうだいのうち、あたまそそあぶらそそがれ、しょくにんぜられて、その衣服いふくをつけ、だい祭司さいしとなったものは、そのかみみだしてはならない。またその衣服いふくいてはならない。

21:11 死人しにんのところに、はいってはならない。またちちのためにもははのためにもけがしてはならない。

21:12 また聖所せいじょからてはならない。かみ聖所せいじょけがしてはならない。そのかみそそあぶらによる聖別せいべつが、かれうえにあるからである。わたしはしゅである。

21:13 かれ処女しょじょつまにめとらなければならない。

21:14 寡婦かふされたおんなけがれたおんな遊女ゆうじょなどをめとってはならない。ただ、自分じぶんたみのうちの処女しょじょを、つまにめとらなければならない。

21:15 そうすれば、かれたみのうちに、自分じぶん子孫しそんけがすことはない。わたしはかれ聖別せいべつするしゅだからである』」。

21:16 しゅはまたモーセにわれた、

21:17 「アロンにげていなさい、『あなたの代々よよ子孫しそんで、だれでもにきずのあるもの近寄ちかよって、かみ食物しょくもつをささげてはならない。

21:18 すべて、そのにきずのあるもの近寄ちかよってはならない。すなわち、しい、あしなえ、はなのかけたもの手足てあしつりあいのもの

21:19 あしれたものれたもの

21:20 せむし、こびと、にきずのあるもの、かいせんのもの、かさぶたのあるもの、こうがんのつぶれたものなどである。

21:21 すべて祭司さいしアロンの子孫しそんのうち、にきずのあるもの近寄ちかよって、しゅ火祭かさいをささげてはならない。かれにきずがあるから、かみ食物しょくもつをささげるために、近寄ちかよってはならない。

21:22 かれかみ食物しょくもつせいなるものも、もっとせいなるものべることができる。

21:23 ただし、垂幕たれまくちかづいてはならない。また祭壇さいだん近寄ちかよってはならない。にきずがあるからである。かれはわたしの聖所せいじょけがしてはならない。わたしはそれを聖別せいべつするしゅである』」。

21:24 モーセはこれをアロンとそのおよびイスラエルのすべての人々ひとびとげた。 

第22章 

22:1 しゅはまたモーセにわれた、

22:2 「アロンとそのたちにげて、イスラエルの人々ひとびとせいなるもの、すなわち、かれらがわたしにささげるものをみだりにもちいて、わたしのせいなるけがさないようにさせなさい。わたしはしゅである。

22:3 かれらにいなさい、『あなたがたの代々よよ子孫しそんのうち、だれでも、イスラエルの人々ひとびとしゅにささげるせいなるものに、けがれたをもってちかづくものがあれば、そのひとはわたしのまえからたれるであろう。わたしはしゅである。

22:4 アロンの子孫しそんのうち、だれでも、らいびょうもの、また流出りゅうしゅつあるものきよくなるまで、せいなるものべてはならない。また、すべて死体したいによってけがれたものれたものせいらしたもの

22:5 または、すべてひとけがうものにれたもの、または、どのようなけがれにせよ、ひとけがれさせるひとれたもの

22:6 このようなものにれたひとゆうまでけがれるであろう。かれはそのみずにすすがないならば、せいなるものべてはならない。

22:7 れば、かれきよくなるであろう。そののち、せいなるものべることができる。それはかれ食物しょくもつだからである。

22:8 自然しぜんんだもの、またはころされたものをべ、それによってけがしてはならない。わたしはしゅである。

22:9 それゆえに、かれらはわたしのいつけをまもらなければならない。かれらがこれをけがし、これがために、つみぬことのないためである。わたしはかれらを聖別せいべつするしゅである。

22:10 すべて一般いっぱんひとせいなるものべてはならない。祭司さいし同居どうきょひと雇人やといにんせいなるものべてはならない。

22:11 しかし、祭司さいしかねをもってひとったときは、そのものはこれをべることができる。またそのいえうまれたもの祭司さいし食物しょくもつべることができる。

22:12 もし祭司さいしむすめ一般いっぱんひとにとついだならば、彼女かのじょせいなるそなものべてはならない。

22:13 もし祭司さいしむすめが、寡婦かふとなり、またはされて、子供こどももなく、そのちちいえかえり、むすめときのようであれば、そのちち食物しょくもつべることができる。ただし、一般いっぱんひとは、すべてこれをべてはならない。

22:14 もしひとがあやまってせいなるものべるならば、それにその五ぶんの一をくわえ、せいなるものとしてこれを祭司さいしわたさなければならない。

22:15 祭司さいしはイスラエルの人々ひとびとが、しゅにささげるせいなるものけがしてはならない。

22:16 人々ひとびとせいなるものべて、そのつみのとがをわないようにさせなければならない。わたしはかれらを聖別せいべつするしゅである』」。

22:17 しゅはまたモーセにわれた、

22:18 「アロンとそのたち、およびイスラエルのすべての人々ひとびといなさい、『イスラエルのいえもの、またはイスラエルにおる他国たこくじんのうちのだれでも、誓願せいがんそなもの、または自発じはつそなもの燔祭はんさいとしてしゅにささげようとするならば、

22:19 あなたがたのれられるようにうしひつじ、あるいはやぎのおすまったきものをささげなければならない。

22:20 すべてきずのあるものはささげてはならない。それはあなたがたのために、れられないからである。

22:21 もしひと特別とくべつ誓願せいがんをなすため、または自発じはつそなもののために、うしまたはひつじ酬恩祭しゅうおんさい犠牲ぎせいとして、しゅにささげようとするならば、そのれられるために、それはまったきものでなければならない。それには、どんなきずもあってはならない。

22:22 すなわちけもののうちで、めくらのもの、れたところのあるもの、ったところのあるもの、うみのもの、かいせんのもの、かさぶたのあるものなど、あなたがたは、このようなものをしゅにささげてはならない。また祭壇さいだんうえに、これらを火祭かさいとして、しゅにささげてはならない。

22:23 うしあるいはひつじで、あしながすぎるもの、またはみじかすぎるものは、あなたがたが自発じはつそなものとすることはできるが、誓願せいがんそなものとしてはれられないであろう。

22:24 あなたがたは、こうがんのやぶれたもの、つぶれたもの、けたもの、またはられたものを、しゅにささげてはならない。またあなたがたのくにのうちで、このようなことを、おこなってはならない。

22:25 また、あなたがたは異邦人いほうじんからこれらのものをけて、あなたがたのかみ食物しょくもつとしてささげてはならない。これらのものには欠点けってんがあり、きずがあって、あなたがたのためにれられないからである』」。

22:26 しゅはまたモーセにわれた、

22:27 「うし、またはひつじ、またはやぎがうまれたならば、これを七日なぬかあいだその母親ははおやのもとにかなければならない。八からはしゅにささげる火祭かさいとしてれられるであろう。

22:28 あなたがたは雌牛めうしまたはひつじをそのおなにほふってはならない。

22:29 あなたがたが感謝かんしゃ犠牲ぎせいしゅにささげるときは、あなたがたのれられるようにささげなければならない。

22:30 これはそののうちにべなければならない。くるまでのこしておいてはならない。わたしはしゅである。

22:31 あなたがたはわたしのいましめをまもり、これをおこなわなければならない。わたしはしゅである。

22:32 あなたがたはわたしのせいなるけがしてはならない。かえって、わたしはイスラエルの人々ひとびとのうちにせいとされなければならない。わたしはあなたがたを聖別せいべつするしゅである。

22:33 あなたがたのかみとなるために、あなたがたをエジプトのくにからみちびしたものである。わたしはしゅである」。 

第23章 

23:1 しゅはまたモーセにわれた、

23:2 「イスラエルの人々ひとびといなさい、『あなたがたが、ふれしめしてせいかいとすべきしゅさだめのまつりつぎのとおりである。これらはわたしのさだめのまつりである。

23:3 六あいだ仕事しごとをしなければならない。だいにちまったやすみの安息日あんそくにちであり、せいかいである。どのような仕事しごともしてはならない。これはあなたがたのすべてのすまいにおいてまもるべきしゅ安息日あんそくにちである。

23:4 その時々ときどきに、あなたがたが、ふれしめすべきしゅさだめのまつりなるせいかいつぎのとおりである。

23:5 正月しょうがつの十四ゆうしゅ過越すぎこしまつりである。

23:6 またそのつきの十五にちしゅたねれぬパンのまつりである。あなたがたは七日なぬかあいだたねれぬパンをべなければならない。

23:7 そのはじめのせいかいひらかなければならない。どんな労働ろうどうもしてはならない。

23:8 あなたがたは七日なぬかあいだしゅ火祭かさいをささげなければならない。だいにちには、またせいかいひらき、どのような労働ろうどうもしてはならない』」。

23:9 しゅはまたモーセにわれた、

23:10 「イスラエルの人々ひとびといなさい、『わたしがあたえるにはいって穀物こくもつれるとき、あなたがたは穀物こくもつ初穂はつほたばを、祭司さいしのところへたずさえてこなければならない。

23:11 かれはあなたがたのれられるように、そのたばしゅまえうごかすであろう。すなわち、祭司さいし安息日あんそくにち翌日よくじつに、これをうごかすであろう。

23:12 またそのたばうごかすに、一さいおす小羊こひつじまったきものを燔祭はんさいとしてしゅにささげなければならない。

23:13 その素祭そさいにはあぶらぜた麦粉むぎこぶんの二エパをもちい、これをしゅにささげて火祭かさいとし、こうばしいかおりとしなければならない。またその灌祭かんさいには、ぶどうしゅ一ヒンの四ぶんの一をもちいなければならない。

23:14 あなたがたのかみにこのそなものをささげるそのまで、あなたがたはパンも、焼麦やきむぎも、新穀しんこくべてはならない。これはあなたがたのすべてのすまいにおいて、代々よよながくまもるべきさだめである。

23:15 また安息日あんそくにち翌日よくじつ、すなわち、揺祭ようさいたばをささげたからまんしゅうかぞえなければならない。

23:16 すなわち、だい七の安息日あんそくにち翌日よくじつまでに、五十にちかぞえて、新穀しんこく素祭そさいしゅにささげなければならない。

23:17 またあなたがたのすまいから、十ぶんの二エパの麦粉むぎこたねれていたパン二たずさえてきて揺祭ようさいとしなければならない。これは初穂はつほとしてしゅにささげるものである。

23:18 あなたがたはまたパンのほかに、一さいまった小羊こひつじとうと、わか雄牛おうしとうと、雄羊おひつじとうをささげなければならない。すなわち、これらをそのそさいおよび灌祭かんさいとともにしゅにささげて燔祭はんさいとしなければならない。これは火祭かさいであって、しゅこうばしいかおりとなるであろう。

23:19 またやぎ一とう罪祭ざいさいとしてささげ、一さい小羊こひつじとう酬恩祭しゅうおんさい犠牲ぎせいとしてささげなければならない。

23:20 そして祭司さいしはその初穂はつほのパンとともに、この二とう小羊こひつじしゅまえ揺祭ようさいとしてうごかさなければならない。これらはしゅにささげるせいなるものであって、祭司さいしするであろう。

23:21 あなたがたは、そのにふれしめして、せいかいひらかなければならない。どのような労働ろうどうもしてはならない。これはあなたがたのすべてのすまいにおいて、代々よよながくまもるべきさだめである。

23:22 あなたがたの穀物こくもつれるときは、その刈入かりいれにあたって、はたけのすみずみまでりつくしてはならない。またあなたの穀物こくもつひろってはならない。まずしいもの寄留者きりゅうしゃのために、それをのこしておかなければならない。わたしはあなたがたのかみしゅである』」。

23:23 しゅはまたモーセにわれた、

23:24 「イスラエルの人々ひとびといなさい、『七がつにちをあなたがたの安息あんそくとし、ラッパをらして記念きねんするせいかいとしなければならない。

23:25 どのような労働ろうどうもしてはならない。しかし、しゅ火祭かさいをささげなければならない』」。

23:26 しゅはまたモーセにわれた、

23:27 「とくにその七がつの十贖罪しょくざいである。あなたがたはせいかいひらき、なやまし、しゅ火祭かさいをささげなければならない。

23:28 そのには、どのような仕事しごともしてはならない。これはあなたがたのために、あなたがたのかみしゅまえにあがないをなすべき贖罪しょくざいだからである。

23:29 すべてそのなやまさないものは、たみのうちからたれるであろう。

23:30 またすべてそのにどのような仕事しごとをしても、そのひとをわたしはたみのうちからほろぼしるであろう。

23:31 あなたがたはどのような仕事しごともしてはならない。これはあなたがたのすべてのすまいにおいて、代々よよながくまもるべきさだめである。

23:32 これはあなたがたのまったやすみの安息日あんそくにちである。あなたがたはなやまさなければならない。またそのつきの九ゆうには、そのゆうからつぎゆうまで安息あんそくまもらなければならない」。

23:33 しゅはまたモーセにわれた、

23:34 「イスラエルの人々ひとびといなさい、『その七がつの十五にち仮庵かりいおまつりである。七日なぬかあいだしゅまえにそれをまもらなければならない。

23:35 はじめのせいかいひらかなければならない。どのような労働ろうどうもしてはならない。

23:36 また七日なぬかあいだしゅ火祭かさいをささげなければならない。八にはせいかいひらき、しゅ火祭かさいをささげなければならない。これはせいかいであるから、どのような労働ろうどうもしてはならない。

23:37 これらはしゅさだめのまつりであって、あなたがたがふれしめしてせいかいとし、しゅ火祭かさいすなわち、燔祭はんさい素祭そさい犠牲ぎせいおよび灌祭かんさいを、そのささぐべきにささげなければならない。

23:38 このほかにしゅ安息日あんそくにちがあり、またほかに、あなたがたのささげものがあり、またほかに、あなたがたのもろもろの誓願せいがんそなものがあり、またそのほかに、あなたがたのもろもろの自発じはつそなものがある。これらはみなあなたがたがしゅにささげるものである。

23:39 あなたがたが、産物さんぶつあつおわったときは、七がつの十五にちから七日なぬかのあいだ、しゅまつりまもらなければならない。すなわち、はじめのにも安息あんそくをし、八にも安息あんそくをしなければならない。

23:40 はじめのに、うつくしいと、なつめやしのえだと、しげったえだと、たにのはこやなぎのえだって、七日なぬかあいだあなたがたのかみしゅまえたのしまなければならない。

23:41 あなたがたはねん七日なぬかあいだしゅにこのまつりまもらなければならない。これはあなたがたの代々よよながくまもるべきさだめであって、七がつにこれをまもらなければならない。

23:42 あなたがたは七日なぬかあいだ仮庵かりいおみ、イスラエルでうまれたものはみな仮庵かりいおまなければならない。

23:43 これはわたしがイスラエルの人々ひとびとをエジプトのくにからみちびしたとき、かれらを仮庵かりいおまわせたことを、あなたがたの代々よよ子孫しそんらせるためである。わたしはあなたがたのかみしゅである』」。

23:44 モーセはしゅさだめのまつりをイスラエルの人々ひとびとげた。 

第24章 

24:1 しゅはまたモーセにわれた、

24:2 「イスラエルの人々ひとびとめいじて、オリブをくだいてった純粋じゅんすいあぶらを、ともしびのためにあなたのところってこさせ、えずともしびをともさせなさい。

24:3 すなわち、アロンは会見かいけん幕屋まくやのうちのあかしの垂幕たれまくそとで、ゆうからあさまでえず、そのともしびをしゅまえととのえなければならない。これはあなたがたが代々よよながくまもるべきさだめである。

24:4 かれ純金じゅんきん燭台しょくだいうえに、そのともしびをえずしゅまえととのえなければならない。

24:5 あなたは麦粉むぎこり、それで十二菓子かしかなければならない。菓子かし麦粉むぎこぶんの二エパをもちいなければならない。

24:6 そしてそれをしゅまえ純金じゅんきんつくえうえに、ひとかさね六ずつ、ふたかさねにしてかなければならない。

24:7 あなたはまた、おのおののかさねのうえに、純粋じゅんすい乳香にゅうこういて、そのパンの記念きねんぶんとし、しゅにささげて火祭かさいとしなければならない。

24:8 安息日あんそくにちごとにえず、これをしゅまえととのえなければならない。これはイスラエルの人々ひとびとのささぐべきものであって、永遠えいえん契約けいやくである。

24:9 これはアロンとそのたちにする。かれらはこれをせいなるところべなければならない。これはいとせいなるものであって、しゅ火祭かさいのうちかれすべき永久えいきゅうぶんである」。

24:10 イスラエルのおんなははとし、エジプトびとをちちとするひとりのものが、イスラエルの人々ひとびとのうちにてきて、そのイスラエルのおんなんだと、ひとりのイスラエルびとが宿営しゅくえいなかあらそいをし、

24:11 そのイスラエルのおんなんだしゅけがして、のろったので、人々ひとびとかれをモーセのもとにれてきた。そのはははダンの部族ぶぞくのデブリのむすめで、をシロミテといった。

24:12 人々ひとびとかれめていて、しゅしめしをけるのをっていた。

24:13 ときしゅはモーセにわれた、

24:14 「あの、のろいごとをったもの宿営しゅくえいそとし、それをいたものに、みなかれあたまかせ、ぜん会衆かいしゅうかれいしたせなさい。

24:15 あなたはまたイスラエルの人々ひとびといなさい、『だれでも、そのかみをのろうものは、そのつみわなければならない。

24:16 しゅけがものかならころされるであろう。ぜん会衆かいしゅうかならかれいしたなければならない。他国たこくものでも、このくにうまれたものでも、しゅけがすときはころされなければならない。

24:17 だれでも、ひところしたものは、かならころされなければならない。

24:18 けものころしたものは、けものをもってそのけものつぐなわなければならない。

24:19 もしひと隣人りんじんきずわせるなら、そのひと自分じぶんがしたように自分じぶんにされなければならない。

24:20 すなわち、骨折こっせつには骨折こっせつにはにはをもって、ひときずわせたように、自分じぶんにもされなければならない。

24:21 けものころしたものはそれをつぐない、ひところしたものころされなければならない。

24:22 他国たこくものにも、このくにうまれたものにも、あなたがたは同一どういつのおきてをもちいなければならない。わたしはあなたがたのかみしゅだからである』」。

24:23 モーセがイスラエルの人々ひとびとかい、「あの、のろいごとをったもの宿営しゅくえいそとし、いして」とめいじたので、イスラエルの人々ひとびとは、しゅがモーセにめいじられたようにした。 

第25章 

25:1 しゅはシナイさんで、モーセにわれた、

25:2 「イスラエルの人々ひとびといなさい、『わたしがあたえるに、あなたがたがはいったときは、そのにも、しゅかって安息あんそくまもらせなければならない。

25:3 六ねんあいだあなたははたけたねをまき、また六ねんあいだぶどうはたけえだみ、そのあつめることができる。

25:4 しかし、七ねんには、まったやすみの安息あんそくあたえなければならない。これは、しゅかってまも安息あんそくである。あなたははたけたねをまいてはならない。また、ぶどうはたけえだんではならない。

25:5 あなたの穀物こくもつ自然しぜんえたものはってはならない。また、あなたのぶどうのえだ手入ていれをしないでむすんだんではならない。これはのためにまったやすみのとしだからである。

25:6 安息あんそくとし産物さんぶつは、あなたがたの食物しょくもつとなるであろう。すなわち、あなたと、男女だんじょ奴隷どれいと、雇人やといにんと、あなたのところ宿やどっている他国たこくじんと、

25:7 あなたの家畜かちくと、あなたのくにのうちのけものとのために、その産物さんぶつはみな、食物しょくもつとなるであろう。

25:8 あなたは安息あんそくとしを七たび、すなわち、七ねんを七かいかぞえなければならない。安息あんそくとし七たびの年数ねんすうは四十九ねんである。

25:9 七がつの十にあなたはラッパのおとひびわたらせなければならない。すなわち、贖罪しょくざいにあなたがたは全国ぜんこくにラッパをひびわたらせなければならない。

25:10 その五十ねん聖別せいべつして、国中くにぢゅうのすべての住民じゅうみん自由じゆうをふれしめさなければならない。このとしはあなたがたにはヨベルのとしであって、あなたがたは、おのおのその所有しょゆうかえり、おのおのその家族かぞくかえらなければならない。

25:11 その五十ねんはあなたがたにはヨベルのとしである。たねをまいてはならない。また自然しぜんえたものはってはならない。手入ていれをしないでむすんだぶどうのんではならない。

25:12 このとしはヨベルのとしであって、あなたがたにせいであるからである。あなたがたははたけ自然しぜんにできたものべなければならない。

25:13 このヨベルのとしには、おのおのその所有しょゆうかえらなければならない。

25:14 あなたの隣人りんじんものり、また隣人りんじんからものうときは、たがいあざむいてはならない。

25:15 ヨベルののちとしかずにしたがって、あなたは隣人りんじんからい、かれもまたはたけ産物さんぶつ年数ねんすうにしたがって、あなたにらなければならない。

25:16 としかずおおときは、そのあたいし、としかずすくないときは、あたいらさなければならない。かれがあなたにるのは産物さんぶつかずだからである。

25:17 あなたがたはたがいあざむいてはならない。あなたのかみおそれなければならない。わたしはあなたがたのかみしゅである。

25:18 あなたがたはわたしのさだめをおこない、またわたしのおきてをまもって、これをおこなわなければならない。そうすれば、あなたがたはやすらかにそのむことができるであろう。

25:19 はそのむすび、あなたがたはきるまでそれをべ、やすらかにそこにむことができるであろう。

25:20 「七ねんたねをまくことができず、また産物さんぶつあつめることができないならば、わたしたちはなにべようか」とあなたがたはうのか。

25:21 わたしはめいじて六ねんに、あなたがたに祝福しゅくふくをくだし、三かねんぶん産物さんぶつみのらせるであろう。

25:22 あなたがたは八ねんたねをまくときには、なおふる産物さんぶつべているであろう。九ねんにその産物さんぶつのできるまで、あなたがたはふるいものをべることができるであろう。

25:23 永代えいたいにはってはならない。はわたしのものだからである。あなたがたはわたしとともにいる寄留者きりゅうしゃ、またたびびとである。

25:24 あなたがたの所有しょゆうとしたどのような土地とちでも、その土地とちいもどしにおうじなければならない。

25:25 あなたの兄弟きょうだいちぶれてその所有しょゆうったときは、かれ近親きんしんしゃがきて、兄弟きょうだいったものをいもどさなければならない。

25:26 たといそのひとに、それをいもどしてくれるひとがいなくても、そのひとみ、自分じぶんでそれをいもどすことができるようになったならば、

25:27 それをってからのとしかぞえてのこりのぶんかえさなければならない。そうすればそのひとはその所有しょゆうかえることができる。

25:28 しかし、もしそれをいもどすことができないならば、そのったものはヨベルのとしまでぬしにあり、ヨベルにはもどされて、そのひとはその所有しょゆうかえることができるであろう。

25:29 ひと城壁じょうへきのあるまち住宅じゅうたくったときは、ってからまんねんあいだは、それをいもどすことができる。そのかんかれいもどすことをゆるさなければならない。

25:30 まんねんのうちに、それをいもどさないときは、城壁じょうへきのあるまちうちのそのいえ永代えいたいにそれをったひとのものとさだまって、代々よよ所有しょゆうとなり、ヨベルのとしにももどされないであろう。

25:31 しかし、周囲しゅうい城壁じょうへきのない村々むらむらいえは、その地方ちほうはたけ附属ふぞくするものとみなされ、いもどすことができ、またヨベルのとしには、もどされるであろう。

25:32 レビびとの町々まちまち、すなわち、かれらの所有しょゆう町々まちまちいえは、レビびとはいつでもいもどすことができる。

25:33 レビびとのひとりが、それをいもどさないときは、その所有しょゆうまちにあるったいえはヨベルのとしにはもどされるであろう。レビびとの町々まちまちいえはイスラエルの人々ひとびとのうちにかれらがもっている所有しょゆうだからである。

25:34 ただし、かれらの町々まちまち周囲しゅうい放牧ほうぼくってはならない。それはかれらの永久えいきゅう所有しょゆうだからである。

25:35 あなたの兄弟きょうだいちぶれ、くらしてけないときは、かれたすけ、寄留者きりゅうしゃまたはたびびとのようにして、あなたとともきながらえさせなければならない。

25:36 かれから利子りし利息りそくってはならない。あなたのかみおそれ、あなたの兄弟きょうだいをあなたとともきながらえさせなければならない。

25:37 あなたは利子りしってかれかねしてはならない。また利益りえきをえるために食物しょくもつしてはならない。

25:38 わたしはあなたがたのかみしゅであって、カナンのをあなたがたにあたえ、かつあなたがたのかみとなるためにあなたがたをエジプトのくにからみちびしたものである。

25:39 あなたの兄弟きょうだいちぶれて、あなたにるときは、奴隷どれいのようにはたらかせてはならない。

25:40 かれ雇人やといにんのように、またたびびとのようにしてあなたのところにおらせ、ヨベルのとしまであなたのところつとめさせなさい。

25:41 そのときには、かれ子供こどもたちとともにあなたのところからて、その一族いちぞくのもとにかえり、先祖せんぞ所有しょゆうにもどるであろう。

25:42 かれらはエジプトのくにからわたしがみちびしたわたしのしもべであるから、って奴隷どれいとなってはならない。

25:43 あなたはかれをきびしく使つかってはならない。あなたのかみおそれなければならない。

25:44 あなたがもつ奴隷どれい男女だんじょともにあなたの周囲しゅうい異邦人いほうじんのうちからわなければならない。すなわち、かれらのうちから男女だんじょ奴隷どれいうべきである。

25:45 また、あなたがたのうちに宿やどっているたびびとの子供こどものうちからもうことができる。またかれらのうちあなたがたのくにうまれて、あなたがたとともにおる人々ひとびと家族かぞくからもうことができる。そしてかれらはあなたがたの所有しょゆうとなるであろう。

25:46 あなたがたはかれらをて、あなたがたののち子孫しそん所有しょゆうとしてがせることができる。すなわち、かれらはながくあなたがたの奴隷どれいとなるであろう。しかし、あなたがたの兄弟きょうだいであるイスラエルの人々ひとびとをあなたがたはたがいにきびしく使つかってはならない。

25:47 あなたとともにいる寄留者きりゅうしゃまたはたびびとがみ、そのかたわらにいるあなたの兄弟きょうだいちぶれて、あなたとともにいるその寄留者きりゅうしゃたびびと、または寄留者きりゅうしゃ一族いちぞくのひとりにった場合ばあい

25:48 ったのちでもかれいもどすことができる。その兄弟きょうだいのひとりがかれいもどさなければならない。

25:49 あるいは、おじ、または、おじのかれいもどさなければならない。あるいは一族いちぞく近親きんしんものが、かれいもどさなければならない。あるいは自分じぶんとみができたならば、自分じぶんいもどさなければならない。

25:50 そのときかれ自分じぶんったとしからヨベルのとしまでを、そのぬしともかぞえ、その年数ねんすうによって、代金しろきんめなければならない。その年数ねんすうやとわれた年数ねんすうとしてかぞえなければならない。

25:51 なおのこりのとしおおときは、その年数ねんすうにしたがい、われた金額きんがくてらして、あがないのかねはらわなければならない。

25:52 またヨベルのとしまでにのこりのとしすくなければ、そのひととも計算けいさんし、その年数ねんすうにしたがって、あがないのかねはらわなければならない。

25:53 かれ年々ねんねんやとわれるひとのようにあつかわれなければならない。あなたのまえかれをきびしく使つかわせてはならない。

25:54 もしかれがこのようにしてあがなわれないならば、ヨベルのとしかれ子供こどもともくことができる。

25:55 イスラエルの人々ひとびとは、わたしのしもべだからである。かれらはわたしがエジプトのくにからみちびしたわたしのしもべである。わたしはあなたがたのかみしゅである。 

第26章 

26:1 あなたがたは自分じぶんのために、偶像ぐうぞうつくってはならない。またきざんだぞういしはしらててはならない。またあなたがたの石像せきぞうてて、それをおがんではならない。わたしはあなたがたのかみしゅだからである。

26:2 あなたがたはわたしの安息日あんそくにちまもり、またわたしの聖所せいじょうやまわなければならない。わたしはしゅである。

26:3 もしあなたがたがわたしのさだめにあゆみ、わたしのいましめをまもって、これをおこなうならば、

26:4 わたしはその季節きせつ季節きせつに、あめをあなたがたにあたえるであろう。産物さんぶつし、はたけ木々きぎむすぶであろう。

26:5 あなたがたの麦打むぎうちは、ぶどうの取入とりいれのときまでつづき、ぶどうの取入とりいれは、たねまきのときまでつづくであろう。あなたがたはきるほどパンをべ、またあなたがたのやすらかにむであろう。

26:6 わたしがくに平和へいわあたえるから、あなたがたはやすらかにることができ、あなたがたをおそれさすものはないであろう。わたしはまたくにのうちからわるけものやすであろう。つるぎがあなたがたのくにめぐることはないであろう。

26:7 あなたがたはてきうであろう。かれらは、あなたがたのつるぎにたおれるであろう。

26:8 あなたがたの五にんは百にんい、百にんは万にんい、あなたがたのてきはつるぎにたおれるであろう。

26:9 わたしはあなたがたをかえりみ、おおくのさせ、あなたがたをし、あなたがたとむすんだ契約けいやくかためるであろう。

26:10 あなたがたはふる穀物こくもつべているあいだに、またあたらしいものをて、そのふるいものをてるようになるであろう。

26:11 わたしは幕屋まくやをあなたがたのうちにて、こころにあなたがたをみきらわないであろう。

26:12 わたしはあなたがたのうちにあゆみ、あなたがたのかみとなり、あなたがたはわたしのたみとなるであろう。

26:13 わたしはあなたがたのかみしゅであって、あなたがたをエジプトのくにからみちびして、奴隷どれい身分みぶんからはなったものである。わたしはあなたがたのくびきの横木よこぎくだいて、まっすぐにってあるけるようにしたのである。

26:14 しかし、あなたがたがもしわたしにしたがわず、またこのすべてのいましめをまもらず、

26:15 わたしのさだめをかろんじ、こころにわたしのおきてをみきらって、わたしのすべてのいましめをまもらず、わたしの契約けいやくやぶるならば、

26:16 わたしはあなたがたにこのようにするであろう。すなわち、あなたがたのうえ恐怖きょうふのぞませ、肺病はいびょう熱病ねつびょうをもって、あなたがたのえなくし、いのちをやせおとろえさせるであろう。あなたがたがたねをまいてもむだである。てきがそれをべるであろう。

26:17 わたしはかおをあなたがたにむけてめ、あなたがたはてきまえちひしがれるであろう。またあなたがたのにくものがあなたがたをおさめるであろう。あなたがたはものもないのにげるであろう。

26:18 それでもなお、あなたがたがわたしにしたがわないならば、わたしはあなたがたのつみを七ばいおもばっするであろう。

26:19 わたしはあなたがたのほこりとするちからくだき、あなたがたのてんてつのようにし、あなたがたの青銅せいどうのようにするであろう。

26:20 あなたがたのちからは、むだについやされるであろう。すなわち、産物さんぶつをいださず、くにのうちの木々きぎむすばないであろう。

26:21 もしあなたがたがわたしにさからってあゆみ、わたしにしたがわないならば、わたしはあなたがたのつみしたがって七ばいわざわいをあなたがたにくだすであろう。

26:22 わたしはまた野獣やじゅうをあなたがたのうちにおくるであろう。それはあなたがたの子供こどもうばい、また家畜かちくほろぼし、あなたがたのかずすくなくするであろう。あなたがたの大路おおじてるであろう。

26:23 もしあなたがたがこれらのこらしめをけてもなおあらためず、わたしにさからってあゆむならば、

26:24 わたしもまたあなたがたにさからってあゆみ、あなたがたのつみを七ばいおもばっするであろう。

26:25 わたしはあなたがたのうえにつるぎをのぞませ、違約いやくうらみをむくいるであろう。あなたがたが町々まちまちあつまるときは、あなたがたのうちに疫病えきびょうおくり、あなたがたはてきにわたされるであろう。

26:26 わたしがあなたがたのつえとするパンをくだくとき、十にんおんなが一つのかまどでパンをき、それをはかりにかけてあなたがたにわたすであろう。あなたがたはべてもたされないであろう。

26:27 それでもなお、あなたがたがわたしにしたがわず、わたしにさからってあゆむならば、

26:28 わたしもあなたがたにさからい、いかりをもってあゆみ、あなたがたのつみを七ばいおもばっするであろう。

26:29 あなたがたは自分じぶんのむすこのにくべ、また自分じぶんむすめにくべるであろう。

26:30 わたしはあなたがたのたかところをこぼち、こう祭壇さいだんたおし、偶像ぐうぞう死体したいうえに、あなたがたの死体したいてて、わたしはこころにあなたがたをみきらうであろう。

26:31 わたしはまたあなたがたの町々まちまちとし、あなたがたの聖所せいじょらすであろう。またわたしはあなたがたのささげるこうばしいかおりをかがないであろう。

26:32 わたしがそのらすゆえ、そこにむあなたがたのてきはそれをおどろくであろう。

26:33 わたしはあなたがたを国々くにぐにあいだらし、つるぎをいて、あなたがたのうしろうであろう。あなたがたのて、あなたがたの町々まちまちとなるであろう。

26:34 こうしてそのてて、あなたがたはてきくににあるあいだ安息あんそくたのしむであろう。すなわち、そのときやすみをて、安息あんそくたのしむであろう。

26:35 それはてているあいだやすむであろう。あなたがたがそこにんでいるあいだ、あなたがたの安息あんそくのときにやすみをなかったものである。

26:36 またあなたがたのうちののこっているものこころに、てきくにでわたしはおそれをいだかせるであろう。かれらはうごおとにもおどろいてげ、つるぎをけてげるもののようにげて、ものもないのにころびたおれるであろう。

26:37 かれらはものもないのに、つるぎをのがれるもののようにかさなって、つまずきたおれるであろう。あなたがたはてきまえつことができないであろう。

26:38 あなたがたは国々くにぐにのうちにあってほろびうせ、あなたがたのてきはあなたがたをのみつくすであろう。

26:39 あなたがたのうちののこっているものは、あなたがたのてき自分じぶんつみのゆえにやせおとろえ、また先祖せんぞたちのつみのゆえにかれらとおなじようにやせおとろえるであろう。

26:40 しかし、かれらがもし、自分じぶんつみと、先祖せんぞたちのつみ、すなわち、わたしに反逆はんぎゃくし、またわたしにさからってあゆんだことを告白こくはくするならば、

26:41 たといわたしがかれらにさからってあゆみ、かれらをてきくにいてっても、もしかれらの割礼かつれいこころくだかれ、あまんじてつみばつけるならば、

26:42 そのときわたしはヤコブとむすんだ契約けいやくおもおこし、またイサクとむすんだ契約けいやくおよびアブラハムとむすんだ契約けいやくおもおこし、またそのおもおこすであろう。

26:43 しかし、かれらがはなれててているあいだはその安息あんそくたのしむであろう。かれらはまた、あまんじてつみばつけるであろう。かれらがわたしのおきてをかろんじ、こころにわたしのさだめをみきらったからである。

26:44 それにもかかわらず、なおわたしはかれらがてきくににおるとき、かれらをてず、またみきらわず、かれらをほろぼしつくさず、かれらとむすんだわたしの契約けいやくやぶることをしないであろう。わたしはかれらのかみしゅだからである。

26:45 わたしはかれらの先祖せんぞたちとむすんだ契約けいやくかれらのためにおもおこすであろう。かれらはわたしがそのかみとなるために国々くにぐにひとまえで、エジプトのからみちびしたものである。わたしはしゅである』」。

26:46 これらはしゅが、シナイさんで、自分じぶんとイスラエルの人々ひとびととのあいだに、モーセによっててられたさだめと、おきてと、律法りっぽうである。 

第27章 

27:1 しゅはモーセにわれた、

27:2 「イスラエルの人々ひとびといなさい、『ひとがあなたのづもりにしたがってしゅをささげる誓願せいがんをするときは、

27:3 あなたのづもりは、二十さいから六十さいまでのおとこには、そのづもりを聖所せいじょのシケルにしたがってぎん五十シケルとし、

27:4 おんなには、そのづもりは三十シケルとしなければならない。

27:5 また五さいから二十さいまでは、おとこにはそのづもりを二十シケルとし、おんなには十シケルとしなければならない。

27:6 一かげつから五さいまでは、おとこにはそのづもりをぎん五シケルとし、おんなにはそのづもりをぎん三シケルとしなければならない。

27:7 また六十さい以上いじょうは、おとこにはそのづもりを十五シケルとし、おんなには十シケルとしなければならない。

27:8 もしそのひとまずしくて、あなたのづもりにおうじることができないならば、祭司さいしまえち、祭司さいしづもりをけなければならない。祭司さいしはその誓願せいがんしゃちからしたがってづもらなければならない。

27:9 しゅそなものとすることができる家畜かちくで、ひとしゅにささげるものはすべてせいなるものとなる。

27:10 ほかのものをそれに代用だいようしてはならない。ものわるものに、わるものものえてはならない。もし家畜かちく家畜かちくとをえるならば、そのものも、それとえたものともせいなるものとなるであろう。

27:11 もしそれがけがれた家畜かちくで、しゅそなものとしてささげられないものであるならば、そのひとはその家畜かちく祭司さいしまえいてこなければならない。

27:12 祭司さいしはそのわるいにしたがって、それをづもらなければならない。それは祭司さいし値積ねづもるとおりになるであろう。

27:13 もしそのひとが、それをあがなおうとするならば、そのづもりにその五ぶんの一をくわえなければならない。

27:14 もしひと自分じぶんいえしゅせいなるものとしてささげるときは、祭司さいしはそのわるいにしたがって、それをづもらなければならない。それは祭司さいしづもったとおりになるであろう。

27:15 もしそのいえをささげるひとが、それをあがなおうとするならば、そのづもりのかねに、その五ぶんの一をくわえなければならない。そうすれば、それはかれのものとなるであろう。

27:16 もしひと相続そうぞくしたはたけ一部いちぶしゅにささげるときは、あなたはそこにまくたね多少たしょうおうじて、づもらなければならない。すなわち、大麦おおむぎ一ホメルのたねぎん五十シケルにづもらなければならない。

27:17 もしそのはたけをヨベルのとしからささげるのであれば、そのあたいはあなたのづもりのとおりになるであろう。

27:18 もしそのはたけをヨベルのとしのちにささげるのであれば、祭司さいしはヨベルのとしまでにのこっているとしかずしたがってそのかねかぞえ、それをあなたのづもりからさしかなければならない。

27:19 もしまた、そのはたけをささげるひとが、それをあがなおうとするならば、あなたのづもりのかねにその五ぶんの一をくわえなければならない。そうすれば、それはかれのものとまるであろう。

27:20 しかし、もしそのはたけをあがなわず、またそれをひとるならば、それはもはやあがなうことができないであろう。

27:21 そのはたけは、ヨベルのとしになって期限きげんれるならば、奉納ほうのうはたけおなじく、しゅせいなるものとなり、祭司さいし所有しょゆうとなるであろう。

27:22 もしまた相続そうぞくしたはたけ一部いちぶでなく、ったはたけしゅにささげるときは、

27:23 祭司さいしづもりしてヨベルのとしまでのかねかぞえなければならない。そのひとはそのづもりのかねをそのしゅにささげて、せいなるものとしなければならない。

27:24 ヨベルのとしにそのはたけぬしであるその相続そうぞくしゃかえるであろう。

27:25 すべてあなたのづもりは聖所せいじょのシケルによってしなければならない。二十ゲラを一シケルとする。

27:26 しかし、家畜かちくのういごは、ういごとしてすでにしゅのものだから、だれもこれをささげてはならない。うしでもひつじでも、それはしゅのものである。

27:27 もしけがれた家畜かちくであるならば、あなたのづもりにその五ぶんの一をくわえて、そのひとはこれをあがなわなければならない。もしあがなわないならば、それをづもりにしたがってらなければならない。

27:28 ただし、ひと自分じぶんっているもののうちから奉納物ほうのうぶつとしてしゅにささげたものは、ひとであっても、家畜かちくであっても、また相続そうぞくはたけであっても、いっさいこれをってはならない。またあがなってはならない。奉納物ほうのうぶつはすべてしゅぞくするいとせいなるものである。

27:29 またすべてひとのうちから奉納物ほうのうぶつとしてささげられたひとは、あがなってはならない。かれかならころされなければならない。

27:30 の十ぶんの一は産物さんぶつであれ、であれ、すべてしゅのものであって、しゅせいなるものである。

27:31 もしひとがその十ぶんの一をあがなおうとするときは、それにその五ぶんの一をくわえなければならない。

27:32 うしまたはひつじの十ぶんの一については、すべて牧者ぼくしゃのつえのしたを十番目ばんめとおるものは、しゅせいなるものである。

27:33 そのわるいをうてはならない。またそれをえてはならない。もしえたならば、それと、そのえたものとは、ともせいなるものとなるであろう。それをあがなうことはできない』」。

27:34 これらはしゅが、シナイさんで、イスラエルの人々ひとびとのために、モーセにめいじられたいましめである。