口語訳聖書(振り仮名付き)

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ヨシュア

第13章    Js-Audio 

13:1 さてヨシュアはとしすすんでいたが、しゅかれわれた、「あなたはとしすすんでいたが、るべきは、なおおおのこっている。

13:2 そののこっているは、つぎのとおりである。ペリシテびとのぜん地域ちいき、ゲシュルびとの全土ぜんど

13:3 エジプトのひがしのシホルからきたにのびて、カナンびとにぞくするといわれるエクロンのさかいまでの、ペリシテびとの五にんきみたちの、すなわち、ガザ、アシドド、アシケロン、ガテ、およびエクロン。

13:4 みなみのアビびとの、カナンびとのぜん、シドンびとにぞくするメアラからアモリびとのさかいにあるアペクまでの部分ぶぶん

13:5 またヘルモンやまのふもとのバアルガデからハマテの入口いりぐちいたるゲバルびとの、およびレバノンのひがし全土ぜんど

13:6 レバノンからミスレポテ・マイムまでの山地さんちのすべてのたみ、すなわちシドンびとの全土ぜんど。わたしはみずからかれらをイスラエルの人々ひとびとまえからはらうであろう。わたしがめいじたように、あなたはそのをイスラエルにあたえて、ぎょうとさせなければならない。

13:7 すなわち、そのを九つの部族ぶぞくと、マナセのはん部族ぶぞくとにあたえて、ぎょうとさせなければならない」。

13:8 マナセのはん部族ぶぞくともに、ルベンびとと、ガドびととは、ヨルダンのこうがわひがしほうで、そのぎょうをモーセからけた。しゅのしもべモーセが、かれらにあたえたのは、

13:9 アルノンのたにのほとりにあるアロエル、およびたになかにあるまちから、デボンとメデバのあいだにある高原こうげんのすべての

13:10 ヘシボンでおさめた、アモリびとのおうシホンのすべての町々まちまちふくめて、アンモンの人々ひとびとさかいまでの

13:11 ギレアデと、ゲシュルびと、ならびにマアカびとの領地りょうち、ヘルモンやま全土ぜんど、サルカまでのバシャン全体ぜんたい

13:12 アシタロテとエデレイでおさめたバシャンのおうオグの全国ぜんこく。オグはレパイムののこりであった。モーセはこれらをって、はらった。

13:13 ただし、イスラエルの人々ひとびとは、ゲシュルびとと、マアカびとをはらわなかった。ゲシュルびとと、マアカびとは、今日こんにちまでイスラエルのうちにんでいる。

13:14 ただレビの部族ぶぞくには、ヨシュアはなんのぎょうをもあたえなかった。イスラエルのかみしゅ火祭かさいかれらのぎょうであるからである。しゅがヨシュアにわれたとおりである。

13:15 モーセはルベンびとの部族ぶぞくに、その家族かぞくにしたがってぎょうあたえたが、

13:16 その領域りょういきはアルノンのたにのほとりにあるアロエル、およびたになかにあるまちからメデバのほとりのすべての高原こうげん

13:17 ヘシボンおよびその高原こうげんのすべての町々まちまち、デボン、バモテ・バアル、ベテ・バアル・メオン、

13:18 ヤハヅ、ケデモテ、メパアテ、

13:19 キリアタイム、シブマ、たになかやまにあるゼレテ・シャハル、

13:20 ベテペオル、ピスガの山腹さんぷく、ベテエシモテ、

13:21 すなわち高原こうげんのすべての町々まちまちと、ヘシボンでおさめたアモリびとのおうシホンの全国ぜんこくおよんだ。モーセはシホンを、ミデアンのつかさたちエビ、レケム、ツル、ホルおよびレバとともころした。これらはみなシホンの諸侯しょこうであって、そのんでいたものである。

13:22 イスラエルの人々ひとびとはまたベオルのうらなバラムをもつるぎにかけて、そのほかにころしたものどもとともころした。

13:23 ルベンびとの領域りょういきはヨルダンをさかいとした。これはルベンびとが、その家族かぞくにしたがってぎょうであって、その町々まちまち村々むらむらとをふくむ。

13:24 モーセはまたガドの部族ぶぞく、ガドの子孫しそんにも、その家族かぞくにしたがって、ぎょうあたえたが、

13:25 その領域りょういきはヤゼル、ギレアデのすべての町々まちまち、アンモンびとのなかばで、ラバのひがしのアロエルまでの

13:26 ヘシボンからラマテ・ミゾパまでの、およびベトニム、マハナイムからデビルのさかいまでの

13:27 たになかではベテハラム、ベテニムラ、スコテ、およびザポンなど、ヘシボンのおうシホンのくにのこりの部分ぶぶん。ヨルダンをさかいとして、ヨルダンの東側ひがしがわ、キンネレテのみずうみみなみはしまでの

13:28 これはガドびとが、その家族かぞくにしたがってぎょうであって、その町々まちまち村々むらむらとをふくむ。

13:29 モーセはまたマナセのはん部族ぶぞくにも、ぎょうあたえたが、それはマナセのはん部族ぶぞくが、その家族かぞくにしたがってあたえられたものである。

13:30 その領域りょういきはマハナイムからバシャンの全土ぜんどおよび、バシャンのおうオグの全国ぜんこく、バシャンにあるヤイルのすべての町々まちまち、すなわちその六十のまち

13:31 またギレアデのなかば、バシャンのオグのくにまちであるアシタロテとエデレイ。これらはマナセのマキルの子孫しそんあたえられた。すなわちマキルの子孫しそんなかばが、その家族かぞくにしたがって、それをた。

13:32 これらはヨルダンのこうがわ、エリコのひがしのモアブの平野へいやで、モーセがあたえたぎょうである。

13:33 ただし、レビの部族ぶぞくには、モーセはなんのぎょうをもあたえなかった。イスラエルのかみしゅがそのぎょうだからである。しゅがモーセにわれたとおりである。 

第14章 

14:1 イスラエルの人々ひとびとが、カナンのけたぎょうは、つぎのとおりである。すなわち、祭司さいしエレアザル、ヌンのヨシュア、およびイスラエルの人々ひとびと部族ぶぞく首長しゅちょうたちが、これをかれらにかち、

14:2 しゅがモーセによってめいじられたように、くじによって、これを九つの部族ぶぞくと、なかばの部族ぶぞくとに、ぎょうとしてあたえた。

14:3 これはヨルダンのこうがわで、モーセがすでにの二つの部族ぶぞくと、なかばの部族ぶぞくとに、ぎょうあたえていたからである。ただしレビびとには、かれらのなかぎょうあたえず、

14:4 ヨセフの子孫しそんが、マナセと、エフライムの二つの部族ぶぞくとなったからである。レビびとには土地とちまえあたえず、ただ、そのむべき町々まちまちおよび、家畜かちくものとをくための放牧ほうぼくあたえたばかりであった。

14:5 イスラエルの人々ひとびとは、しゅがモーセにめいじられたようにおこなって、そのけた。

14:6 ときに、ユダの人々ひとびとがギルガルのヨシュアのところにきて、ケニズびとエフンネのカレブが、ヨシュアにった、「しゅがカデシ・バルネアで、あなたとわたしとについて、かみひとモーセにわれたことを、あなたはごぞんじです。

14:7 しゅのしもべモーセが、このさぐるために、わたしをカデシ・バルネアからつかわしたとき、わたしは四十さいでした。そしてわたしは、自分じぶんしんずるところを復命ふくめいしました。

14:8 しかし、とものぼってった兄弟きょうだいたちは、たみこころをくじいてしまいましたが、わたしはまったくわがかみしゅしたがいました。

14:9 そのモーセはちかって、いました、『おまえのあしんだは、かならずながくおまえと子孫しそんとのぎょうとなるであろう。おまえがまったくわがかみしゅしたがったからである』。

14:10 しゅがこの言葉ことばをモーセにかたられたときからこのかた、イスラエルが荒野あらのあゆんだ四十五ねんあいだしゅわれたように、わたしをきながらえさせてくださいました。わたしは今日こんにちすでに八十五さいですが、

14:11 いまもなお、モーセがわたしをつかわしたのように、すこやかです。わたしのいまちからは、あのときちからおとらず、どんなはたらきにも、たたかいにもこたえることができます。

14:12 それでしゅがあのかたられたこの山地さんちを、どうかいま、わたしにください。あのあなたもいたように、そこにはアナキびとがいて、その町々まちまちおおきく堅固けんごです。しかし、しゅがわたしとともにおられて、わたしはついには、しゅわれたように、かれらをはらうことができるでしょう」。

14:13 そこでヨシュアはエフンネのカレブを祝福しゅくふくし、ヘブロンをかれあたえてぎょうとさせた。

14:14 こうしてヘブロンは、ケニズびとエフンネのカレブのぎょうとなって、今日こんにちいたっている。かれまったくイスラエルのかみしゅしたがったからである。

14:15 ヘブロンのは、もとはキリアテ・アルバといった。アルバは、アナキびとのうちの、もっとおおいなるひとであった。こうしてこの戦争せんそうはやんだ。 

第15章 

15:1 ユダの人々ひとびと部族ぶぞくが、その家族かぞくにしたがって、くじでは、みなみほうでは、エドムのさかいたっし、みなみのはてにあるチンの荒野あらのおよんでいた。

15:2 そのみなみさかいは、しおうみみなみはしの、入海いりうみからおこり、

15:3 アクラビムのさかみなみてチンにすすみ、カデシ・バルネアのみなみからのぼって、ヘヅロンにすすみ、アダルにのぼっていって、カルカにまわり、

15:4 アヅモンにすすんで、エジプトのかわたっし、そのさかいうみいたってきる。これがかれらのみなみさかいである。

15:5 ひがしさかいしおうみであって、ヨルダンの川口かわぐちたっする。きたほうさかいは、ヨルダンの川口かわぐちの、入海いりうみからおこり、

15:6 のぼってベテホグラにき、ベテアラバのきたぎ、のぼってルベンびとボハンのいしたっし、

15:7 またアコルのたにからデビルにのぼって、きたにおもむき、かわみなみにあるアドミムのさかたいするギルガルにかってすすみ、エンシメシのみずたっし、エンロゲルにいたってきる。

15:8 またそのさかいはベンヒンノムのたに沿って、エブスびとの、すなわちエルサレムのみなみのわきにのぼり、ヒンノムのたに西にしにあるやまいただきのぼる。これはレパイムのたにきたはてにあるものである。

15:9 そのさかいは、このやまいただきからネフトアのみずみなもといたり、そのところからエフロンやま町々まちまちおよび、そのさかいまがってバアラにたっする。これは、すなわちキリアテ・ヤリムである。

15:10 そのさかいは、バアラから西にしまわって、セイルやまおよび、ヤリムやま、すなわちケサロンのきたのわきをて、ベテシメシにくだり、テムナにすすみ、

15:11 エクロンのきたおかのわきにて、シッケロンにまがり、バアラやますすみ、ヤブネルにたっし、うみいたってきる。

15:12 また西にしさかい大海たいかいであって、海岸かいがんさかいとした。これがユダの人々ひとびとの、その家族かぞくにしたがって四方しほうさかいである。

15:13 ヨシュアは、しゅめいじられたように、エフンネのカレブに、ユダの人々ひとびとのうちで、キリアテ・アルバ、すなわちヘブロンをあたえて、そのぶんとさせた。アルバはアナクのちちであった。

15:14 カレブはそのところから、アナクのにんはらった。すなわち、セシャイ、アヒマン、およびタルマイであって、アナクからたものである。

15:15 そしてかれはこのところからデビルにたみところのぼった。デビルのは、もとはキリアテ・セペルといった。

15:16 カレブはった、「キリアテ・セペルをって、これをものには、わたしのむすめアクサをつまとしてあたえるであろう」。

15:17 ケナズので、カレブのおとうとオテニエルがそれをったので、カレブはむすめアクサを、つまとしてかれあたえた。

15:18 彼女かのじょがとつぐときはたけちちもとめるようにと、オテニエルにすすめられた。そして彼女かのじょが、ろばからりたので、カレブは彼女かのじょに、なにのぞむのかとたずねた。

15:19 彼女かのじょこたえてった、「わたしにおくものをください。あなたはネゲブのに、わたしをやられるのですから、いずみをもください」。カレブは彼女かのじょうえいずみしたいずみとをあたえた。

15:20 ユダの人々ひとびと部族ぶぞくが、その家族かぞくにしたがってぎょうは、つぎのとおりである。

15:21 ユダの人々ひとびと部族ぶぞくが、みなみでエドムのさかいほうにもっていたとおくの町々まちまちは、カブジエル、エデル、ヤグル、

15:22 キナ、デモナ、アダダ、

15:23 ケデシ、ハゾル、イテナン、

15:24 ジフ、テレム、ベアロテ、

15:25 ハゾル・ハダッタ、ケリオテ・ヘヅロンすなわちハゾル、

15:26 アマム、シマ、モラダ、

15:27 ハザルガダ、ヘシモン、ベテペレテ、

15:28 ハザル・シュアル、ベエルシバ、ビジョテヤ、

15:29 バアラ、イイム、エゼム、

15:30 エルトラデ、ケシル、ホルマ、

15:31 チクラグ、マデマンナ、サンサンナ、

15:32 レバオテ、シルヒム、アイン、リンモン。これらのまちわせて二十九、ならびにそれにぞくする村々むらむら

15:33 平地へいちでは、エシタオル、ゾラ、アシナ、

15:34 ザノア、エンガンニム、タップア、エナム、

15:35 ヤルムテ、アドラム、ソコ、アゼカ、

15:36 シャアライム、アデタイム、ゲデラ、ゲデロタイム。すなわち十四の町々まちまちと、それにぞくする村々むらむら

15:37 ゼナン、ハダシャ、ミグダルガデ、

15:38 デラン、ミヅパ、ヨクテル、

15:39 ラキシ、ボヅカテ、エグロン、

15:40 カボン、ラマム、キテリシ、

15:41 ゲデロテ、ベテダゴン、ナアマ、マッケダ。すなわち十六の町々まちまちと、それにぞくする村々むらむら

15:42 またリブナ、エテル、アシャン、

15:43 イフタ、アシナ、ネジブ、

15:44 ケイラ、アクジブ、マレシャ。すなわち九つの町々まちまちと、それにぞくする村々むらむら

15:45 エクロンと、その町々まちまち、および村々むらむら

15:46 エクロンからうみまで、すべてアシドドのほとりにある町々まちまち、およびそれにぞくする村々むらむら

15:47 アシドドとその町々まちまちおよび村々むらむら。ガザとその町々まちまちおよび村々むらむら。エジプトのかわ大海たいかい海岸かいがんまでが、そのさかいであった。

15:48 山地さんちでは、シャミル、ヤッテル、ソコ、

15:49 ダンナ、キリアテ・サンナすなわちデビル、

15:50 アナブ、エシテモ、アニム、

15:51 ゴセン、ホロン、ギロ。すなわち十一の町々まちまちと、それにぞくする村々むらむら

15:52 アラブ、ドマ、エシャン、

15:53 ヤニム、ベテタップア、アペカ、

15:54 ホムタ、キリアテ・アルバすなわちヘブロン、ヂオル。すなわち九つの町々まちまちと、それにぞくする村々むらむら

15:55 マオン、カルメル、ジフ、ユッタ、

15:56 エズレル、ヨクデアム、ザノア、

15:57 カイン、ギベア、テムナ。すなわち十の町々まちまちと、それにぞくする村々むらむら

15:58 ハルホル、ベテズル、ゲドル、

15:59 マアラテ、ベテアノテ、エルテコン。すなわち六つの町々まちまちと、それにぞくする村々むらむら

15:60 キリアテ・バアルすなわちキリアテ・ヤリム、ラバ。これらの二つのまちとそれにぞくする村々むらむら

15:61 荒野あらのでは、ベテアラバ、ミデン、セカカ、

15:62 ニブシャン、しおまち、エンゲデ。すなわち六つの町々まちまちと、それにぞくする村々むらむら

15:63 しかし、ユダの人々ひとびとは、エルサレムの住民じゅうみんエブスびとをはらうことができなかった。それでエブスびとは今日こんにちまで、ユダの人々ひとびとともにエルサレムにんでいる。 

第16章 

16:1 ヨセフの子孫しそんが、くじによってさかいは、エリコのほとりのヨルダン、すなわちエリコのみずひがしからって、荒野あらのび、エリコから山地さんちのぼっている荒野あらのて、ベテルにいたり、

16:2 ベテルからルズにおもむき、アルキびとの領地りょうちであるアタロテにすすみ、

16:3 西にしくだってヤフレテびとの領地りょうちたっし、したベテホロンの地域ちいきおよび、ゲゼルにたっし、うみいたってきる。

16:4 こうしてヨセフの子孫しそんのマナセと、エフライムとは、そのぎょうけた。

16:5 エフライムの子孫しそんが、その家族かぞくにしたがってさかいは、つぎのとおりである。かれらのぎょうひがしさかいは、アタロテ・アダルであって、うえベテホロンにたっし、

16:6 そのさかいは、そのところからうみおよぶ。きたにはミクメタテがあり、ひがしではそのさかいはタアナテシロでまがり、すすんでヤノアのひがしいたり、

16:7 ヤノアからアタロテとナアラにくだり、エリコにたっし、ヨルダンにいたってきる。

16:8 タップアからそのさかい西にしすすんで、カナのかわたっし、うみいたってきる。これはエフライムの子孫しそん部族ぶぞくが、その家族かぞくにしたがってぎょうである。

16:9 このほかにマナセの子孫しそんぎょうのうちにも、エフライムの子孫しそんのためにあたえられた町々まちまちがあって、そのすべての町々まちまちと、それにぞくする村々むらむらた。

16:10 ただし、ゲゼルにむカナンびとを、はらわなかったので、カナンびとは今日こんにちまでエフライムのなかみ、奴隷どれいとなって使つかわれている。 

第17章 

17:1 マナセの部族ぶぞくが、くじによっては、つぎのとおりである。マナセはヨセフの長子ちょうしであった。マナセの長子ちょうしで、ギレアデのちちであるマキルは、軍人ぐんじんであったので、ギレアデとバシャンをた。

17:2 マナセの部族ぶぞくのものにも、その家族かぞくにしたがって、あたえたが、それは、アビエゼル、ヘレク、アスリエル、シケム、ヘペル、セミダで、これらはヨセフのマナセのおとこ子孫しそんであって、その家族かぞくにしたがって、あげたものである。

17:3 しかし、マナセのマキル、そのギレアデ、そのヘペル、そのであったゼロペハデには、おんなだけで、おとこがなかった。おんなたちのは、マヘラ、ノア、ホグラ、ミルカ、テルザといった。

17:4 彼女かのじょたちは、祭司さいしエレアザル、ヌンのヨシュアおよび、つかさたちのまえすすて、「わたしたちの兄弟きょうだいおなじように、わたしたちにも、ぎょうあたえよと、しゅはモーセにめいじおきになりました」とったので、ヨシュアはしゅいのちにしたがって、かれらのちち兄弟きょうだいたちとおなじように、彼女かのじょたちにもぎょうあたえた。

17:5 こうしてマナセはヨルダンのこうがわで、ギレアデとバシャンののほかに、なお十の部分ぶぶんた。

17:6 マナセのむすめたちが、おとこらとともに、ぎょうたからである。ギレアデのは、そのほかのマナセの子孫しそんあたえられた。

17:7 マナセのさかいは、アセルからシケムのひがしのミクメタテにおよび、そのさかいみなみびて、エンタップアの住民じゅうみんたっする。

17:8 タップアのはマナセにぞくしていたが、マナセのさかいにあるタップアのまちは、エフライムの子孫しそんぞくしていた。

17:9 またそのさかいはカナのかわくだって、かわみなみいたる。そこの町々まちまちはマナセの町々まちまちなかにあって、エフライムにぞくした。マナセのさかいは、かわきた沿ってすすみ、うみたっしてきる。

17:10 そのかわみなみは、エフライムにぞくし、きたはマナセにぞくする。うみがそのさかいとなる。マナセはきたはアセルにせっし、ひがしはイッサカルにせっする。

17:11 マナセはまたイッサカルとアセルのなかに、ベテシャンとその村々むらむら、イブレアムとその村々むらむら、ドルの住民じゅうみんとその村々むらむら、エンドルの住民じゅうみんとその村々むらむら、タアナクの住民じゅうみんとその村々むらむら、メギドの住民じゅうみんとその村々むらむらた。このうちだい三のものは高地こうちである。

17:12 しかし、マナセの子孫しそんは、これらの町々まちまちることができなかったので、カナンびとはながくこのつづけようとした。

17:13 しかし、イスラエルの人々ひとびとつよくなるにしたがって、カナンびとを使役しえきするようになり、ことごとくはらうことはしなかった。

17:14 ヨセフの子孫しそんはヨシュアにった、「しゅいままで、わたしを祝福しゅくふくされたので、わたしはかずおおたみとなったのに、あなたはなぜ、わたしのぎょうとして、ただ一つのくじ、一つのぶんだけを、くださったのですか」。

17:15 ヨシュアはかれらにった、「もしあなたがかずおおたみならば、はやしのぼっていって、そこで、ペリジびとやレパイムびとの自分じぶんひらくがよい。エフライムの山地さんちが、あなたがたにはせまいのだから」。

17:16 ヨセフの子孫しそんこたえた、「山地さんちはわたしどもに十分じゅうぶんではありません。かつまた平地へいちにおるカナンびとは、ベテシャンとその村々むらむらにおるものも、エズレルのたににおるものも、みなてつ戦車せんしゃっています」。

17:17 ヨシュアはまたヨセフのいえ、すなわちエフライムとマナセにった、「あなたはかずおおたみで、おおきなちからをもっています。それでただ一つのくじではりません。

17:18 山地さんちをもあなたのものとしなければなりません。それははやしではあるが、ひらいて、こうのはしまで、自分じぶんのものとしなければなりません。カナンびとはてつ戦車せんしゃがあって、つよくはあるが、あなたはそれをはらうことができます」。 

第18章 

18:1 そこでイスラエルの人々ひとびとぜん会衆かいしゅうは、その征服せいふくしたので、シロにあつまり、そこに会見かいけん幕屋まくやてた。

18:2 そのとき、イスラエルの人々ひとびとのうちに、まだぎょうかちらない部族ぶぞくが、七つのこっていたので、

18:3 ヨシュアはイスラエルの人々ひとびとった、「あなたがたは、先祖せんぞかみしゅが、あなたがたにあたえられたりにくのを、いつまで おこたっているのですか。

18:4 部族ぶぞくごとに三にんずつをしなさい。わたしはその人々ひとびとをつかわしましょう。かれらはっていって、そのめぐり、おのおののぎょうのために、それを図面ずめんにして、わたしのところへってこなければならない。

18:5 かれらはそのを七つの部分ぶぶんけなければならない。ユダはみなみのその領地りょうちにとどまり、ヨセフのいえきたのその領地りょうちにとどまらなければならない。

18:6 あなたがたは、そのを七つにけて、図面ずめんにし、それをここに、わたしのところへってこなければならない。わたしはここで、われわれのかみしゅまえに、あなたがたのために、くじをくであろう。

18:7 レビびとは、あなたがたのうちになにぶんをもたない。しゅ祭司さいしたることが、かれらのぎょうだからである。またガドとルベンとマナセのはん部族ぶぞくとは、ヨルダンのこうがわひがしほうで、すでにそのぎょうけた。それはしゅのしもべモーセが、かれらにあたえたものである」。

18:8 そこでその人々ひとびとってった。その図面ずめんつくるために人々ひとびとに、ヨシュアはめいじてった、「あなたがたはって、そのめぐり、それを図面ずめんにして、わたしのところにってかえりなさい。わたしはシロで、しゅまえに、あなたがたのために、ここでくじをきましょう」。

18:9 こうしてその人々ひとびとって、そのめぐり、町々まちまちにしたがって、それを七つの部分ぶぶんとし、図面ずめんにして、書物しょもつきしるし、シロの宿営しゅくえいにおるヨシュアのもとへってきた。

18:10 ヨシュアはシロで、かれらのためにしゅまえに、くじをいた。そしてヨシュアはそのところで、イスラエルの人々ひとびとに、それぞれのぶんとして、あたえた。

18:11 まずベニヤミンの子孫しそん部族ぶぞくのために、その家族かぞくにしたがって、くじをいた。そしてそのくじによって領地りょうちは、ユダの子孫しそんと、ヨセフの子孫しそんとのあいだにあった。

18:12 すなわち、そのきたほうさかいは、ヨルダンにはじまり、エリコのきたのわきにのぼり、また西にしほう山地さんちをとおってのぼり、ベテアベンの荒野あらのたっしてきる。

18:13 そこから、そのさかいはルズにすすみ、ルズのみなみのわきにいたる。ルズはベテルである。ついでそのさかいしたベテホロンのみなみやまにあるアタロテ・アダルにくだり、

18:14 西にしほうでは、ベテホロンのみなみにあるやまからみなみまがり、ユダの子孫しそんまちキリアテ・バアルにいたってきる。キリアテ・バアルはキリアテ・ヤリムである。これが西にしほうさかいであった。

18:15 またみなみほうは、キリアテ・ヤリムのはしはじまり、そのさかいはそこからエフロンにおもむき、ネフトアのみずみなもといたり、

18:16 ついでそのさかいは、レパイムのたにきたはしにあるベンヒンノムのたにおろすやまはしくだり、すすんでエブスびとのわきのみなみ、ヒンノムのたにくだり、またまたしたってエンロゲルにいたり、

18:17 きたまがってエンシメシにおもむき、アドミムのさかたいするゲリロテにおもむき、ルベンびとボハンのいしくだり、

18:18 ベテアラバのわきをきたすすんで、アラバにくだり、

18:19 そのさかいは、ベテホグラのきたのわきにすすみ、ヨルダンの南端なんたんで、しおうみきた入海いりうみいたってきる。これがみなみさかいである。

18:20 ヨルダンはひがしほうさかいとなっていた。これがベニヤミンの子孫しそんの、その家族かぞくにしたがってぎょう四方しほうさかいである。

18:21 ベニヤミンの子孫しそん部族ぶぞくが、その家族かぞくにしたがって町々まちまちは、エリコ、ベテホグラ、エメクケジツ、

18:22 ベテアラバ、ゼマライム、ベテル、

18:23 アビム、パラ、オフラ、

18:24 ケパル・アンモニ、オフニ、ゲバ。すなわち十二の町々まちまちと、それにぞくする村々むらむら

18:25 またギベオン、ラマ、ベエロテ、

18:26 ミヅパ、ケピラ、モザ、

18:27 レケム、イルピエル、タララ、

18:28 ゼラ、エレフ、エブスすなわちエルサレム、ギベア、キリアテ・ヤリム。すなわち十四の町々まちまちと、それにぞくする村々むらむら。これがベニヤミンの子孫しそんの、その家族かぞくにしたがってぎょうである。 

第19章 

19:1 つぎにシメオンのため、すなわちシメオンの子孫しそん部族ぶぞくのために、その家族かぞくにしたがって、くじをいた。そのぎょうはユダの子孫しそんぎょうのうちにあった。

19:2 そのぎょうとしてたものは、ベエルシバ、すなわちシバ、モラダ、

19:3 ハザル・シュアル、バラ、エゼム、

19:4 エルトラデ、ベトル、ホルマ、

19:5 チクラグ、ベテ・マルカボテ、ハザルスサ、

19:6 ベテレバオテ、シャルヘン。すなわち十三の町々まちまちと、それにぞくする村々むらむら

19:7 またアイン、リンモン、エテル、アシャン。すなわち四つの町々まちまちと、それにぞくする村々むらむら

19:8 およびこれらのまち周囲しゅういにあって、バアラテ・ベエル、すなわちネゲブのラマにいたるまでのすべての村々むらむら。これがシメオンの子孫しそん部族ぶぞくの、その家族かぞくにしたがってぎょうである。

19:9 シメオンの子孫しそんぎょうは、ユダの子孫しそん領域りょういきのうちにあった。これはユダの子孫しそんぶんおおきかったので、シメオンの子孫しそんが、そのぎょうかれらのぎょうなかたからである。

19:10 だい三にゼブルンの子孫しそんのために、その家族かぞくにしたがって、くじをいた。そのぎょう領域りょういきはサリデにおよび、

19:11 そのさかい西にしのぼって、マララにいたり、ダバセテにたっし、ヨクネアムのひがしにあるかわたっし、

19:12 サリデから、ひがしほうほうまがり、キスロテ・タボルのさかいいたり、ダベラテにて、ヤピアにのぼり、

19:13 そこからひがしほうほうすすんで、ガテヘペルとイッタ・カジンにいたり、リンモンにすすんで、ネアのほうまがる。

19:14 きたではそのさかいはハンナトンにまわり、イフタエルのたにいたってきる。

19:15 そしてカッタテ、ナハラル、シムロン、イダラ、ベツレヘムなど十二の町々まちまちと、それにぞくする村々むらむらがあった。

19:16 これがゼブルンの子孫しそんの、その家族かぞくにしたがってぎょうであって、その町々まちまちと、それにぞくする村々むらむらとである。

19:17 だい四にイッサカル、すなわちイッサカルの子孫しそんのために、その家族かぞくにしたがって、くじをいた。

19:18 その領域りょういきには、エズレル、ケスロテ、シュネム、

19:19 ハパライム、シオン、アナハラテ、

19:20 ラビテ、キション、エベツ、

19:21 レメテ、エンガンニム、エンハダ、ベテパッゼズがあり、

19:22 そのさかいはタボル、シャハヂマ、ベテシメシにたっし、そのさかいはヨルダンにいたってきる。十六の町々まちまちと、それにぞくする村々むらむらがあった。

19:23 これがイッサカルの子孫しそん部族ぶぞくの、その家族かぞくにしたがってぎょうであって、その町々まちまちと、それにぞくする村々むらむらとである。

19:24 だい五に、アセルの子孫しそん部族ぶぞくのために、その家族かぞくにしたがって、くじをいた。

19:25 その領域りょういきには、ヘルカテ、ハリ、ベテン、アクサフ、

19:26 アランメレク、アマデ、ミシャルがあり、そのさかい西にしでは、カルメルとシホル・リブナテにたっし、

19:27 それからひがしれて、ベテダゴンにいたり、きたほうゼブルンと、イプタエルのたにたっし、ベテエメクおよびネイエルにいたり、きたはカブルにいで、

19:28 さらにエブロン、レホブ、ハンモン、カナをて、だいシドンにおよび、

19:29 それから、そのさかいはラマにまがり、堅固けんごまちツロにいたる。またそのさかいはホサにまがり、うみいたってきる。そして、マハラブ、アクジブ、

19:30 ウンマ、アペク、レホブなど、二十二の町々まちまちと、それにぞくする村々むらむらがあった。

19:31 これがアセルの子孫しそん部族ぶぞくの、その家族かぞくにしたがってぎょうであって、その町々まちまちと、それにぞくする村々むらむらとである。

19:32 だい六に、ナフタリの子孫しそんのために、その家族かぞくにしたがって、くじをいた。

19:33 そのさかいはヘレフから、すなわちザアナニイムのかしのからおこり、アダミ・ネケブおよび、ヤブネルをて、ラクムにいたり、ヨルダンにいたってきる。

19:34 そしてそのさかい西にしかって、アズノテ・タボルにいたり、そこからホッコクにる。みなみはゼブルンにせっし、西にしはアセルにせっし、ひがしはヨルダンのユダにたっする。

19:35 その堅固けんご町々まちまちは、ヂデム、ゼル、ハンマテ、ラッカテ、キンネレテ、

19:36 アダマ、ラマ、ハゾル、

19:37 ケデシ、エデレイ、エンハゾル、

19:38 イロン、ミグダルエル、ホレム、ベテアナテ、ベテシメシなどで、十九の町々まちまちと、それにぞくする村々むらむらがあった。

19:39 これがナフタリの子孫しそん部族ぶぞくが、その家族かぞくにしたがってぎょうであって、その町々まちまちと、それにぞくする村々むらむらとである。

19:40 だい七に、ダンの子孫しそん部族ぶぞくのために、その家族かぞくにしたがって、くじをいた。

19:41 そのぎょう領域りょういきには、ゾラ、エシタオル、イルシメシ、

19:42 シャラビム、アヤロン、イテラ、

19:43 エロン、テムナ、エクロン、

19:44 エルテケ、ギベトン、バアラテ、

19:45 エホデ、ベネベラク、ガテリンモン、

19:46 メヤルコン、ラッコン、およびヨッパと相対あいたいする地域ちいきがあった。

19:47 ただし、ダンの子孫しそん領域りょういきは、かれらのためにちいさかったので、ダンの子孫しそんは、のぼってき、レセムをめてそれをり、つるぎにかけてほろぼし、それをてそこにみ、先祖せんぞダンのにしたがって、レセムをダンとづけた。

19:48 これがダンの子孫しそん部族ぶぞくの、その家族かぞくにしたがってぎょうであって、その町々まちまちと、それにぞくする村々むらむらとである。

19:49 こうしてくに各地かくち域をぎょうとしてあたえることをおわったとき、イスラエルの人々ひとびとは、自分じぶんたちのうちに、一つのぎょうを、ヌンのヨシュアにあたえた。

19:50 すなわち、しゅいのちしたがって、かれもとめたまちあたえたが、それはエフライムの山地さんちにあるテムナテ・セラであって、かれはそのまちてなおして、そこにんだ。

19:51 これらは、祭司さいしエレアザル、ヌンのヨシュア、およびイスラエルの子孫しそん部族ぶぞく族長ぞくちょうたちが、シロにおいて会見かいけん幕屋まくや入口いりぐちで、しゅまえに、くじをいてあたえたぎょうである。こうしてけることをおわった。 

第20章 

20:1 そこでしゅはヨシュアにわれた、

20:2 「イスラエルの人々ひとびといなさい、『さきにわたしがモーセによってっておいた、のがれのまちえらさだめ、

20:3 あやまって、らずにひところしたものを、そこへのがれさせなさい。これはあなたがたが、あだをものをさけて、のがれる場所ばしょとなるでしょう。

20:4 そのひとは、これらのまちの一つにのがれてって、まちもん入口いりぐちち、そのまち長老ちょうろうたちに、そのわけをべなければならない。そうすれば、かれらはそのひとまちれて、場所ばしょあたえ、ともませるであろう。

20:5 たとい、あだをものってきても、ひところしたそのものを、そのわたしてはならない。かれはあやまって隣人りんじんころしたのであって、もとからそれをにくんでいたのではないからである。

20:6 そのひとは、会衆かいしゅうまえって、さばきをけるまで、あるいはそのときだい祭司さいしぬまで、そのまちまなければならない。そしてのちかれ自分じぶんまち自分じぶんいえかえってって、してきたそのまちむことができる』」。

20:7 そこで、ナフタリの山地さんちにあるガリラヤのケデシ、エフライムの山地さんちにあるシケム、およびユダの山地さんちにあるキリアテ・アルバすなわちヘブロンを、これがためにえらかち、

20:8 またヨルダンのこうがわ、エリコのひがしほうでは、ルベンの部族ぶぞくのうちから、高原こうげん荒野あらのにあるベゼル、ガドの部族ぶぞくのうちから、ギレアデのラモテ、マナセの部族ぶぞくのうちから、バシャンのゴランをえらさだめた。

20:9 これらは、イスラエルのすべての人々ひとびと、およびそのうちに寄留きりゅうする他国たこくじんのためにもうけられた町々まちまちであって、すべて、あやまってひところしたものを、そこにのがれさせ、会衆かいしゅうまえたないうちに、あだをものにかかってぬことのないようにするためである。 

第21章 

21:1 ときにレビの族長ぞくちょうたちは、祭司さいしエレアザル、ヌンのヨシュアおよびイスラエルの部族ぶぞく族長ぞくちょうたちのもとにきて、

21:2 カナンののシロでかれらにった、「しゅはかつて、われわれにむべき町々まちまちあたえることと、それにぞくする放牧ほうぼくを、家畜かちくのためにあたえることを、モーセによってめいじられました」。

21:3 それでイスラエルの人々ひとびとは、しゅいのちにしたがって、自分じぶんたちのぎょうのうちから、つぎ町々まちまちと、その放牧ほうぼくとを、レビびとにあたえた。

21:4 まずコハテびとの氏族しぞくのために、くじをいた。祭司さいしアロンの子孫しそんであるこれらのレビびとは、くじによって、ユダの部族ぶぞく、シメオンの部族ぶぞく、およびベニヤミンの部族ぶぞくのうちから、十三のまちた。

21:5 そののコハテびとは、くじによって、エフライムの部族ぶぞく氏族しぞく、ダンの部族ぶぞく、およびマナセのはん部族ぶぞくのうちから、十のまちた。

21:6 またゲルションびとは、くじによって、イッサカルの部族ぶぞく氏族しぞく、アセルの部族ぶぞく、ナフタリの部族ぶぞく、およびバシャンにあるマナセのはん部族ぶぞくのうちから、十三のまちた。

21:7 またメラリびとは、その氏族しぞくにしたがって、ルベンの部族ぶぞく、ガドの部族ぶぞく、およびゼブルンの部族ぶぞくのうちから、十二のまちた。

21:8 イスラエルの人々ひとびとは、しゅがモーセによってめいじられたとおりに、これらのまちと、その放牧ほうぼくとを、くじによって、レビびとにあたえた。

21:9 まずユダの部族ぶぞくと、シメオンの部族ぶぞくのうちから、つぎをあげる町々まちまちあたえた。

21:10 これらはレビびとにぞくするコハテびとの氏族しぞくの一つである、アロンの子孫しそんあたえられた。最初さいしょのくじがかれらにあたったからである。

21:11 すなわちユダの山地さんちにあるキリアテ・アルバすなわちヘブロンおよびその周囲しゅうい放牧ほうぼくかれらにあたえた。このアルバはアナクのちちであった。

21:12 ただし、このまちはたけと、それにぞくする村々むらむらとは、すでにエフンネのカレブが、それをけて所有しょゆうしていた。

21:13 祭司さいしアロンの子孫しそんあたえたのは、ひところしたものの、のがれるまちであるヘブロンとその放牧ほうぼく、リブナとその放牧ほうぼく

21:14 ヤッテルとその放牧ほうぼく、エシテモアとその放牧ほうぼく

21:15 ホロンとその放牧ほうぼく、デビルとその放牧ほうぼく

21:16 アインとその放牧ほうぼく、ユッタとその放牧ほうぼく、ベテシメシとその放牧ほうぼくなど、九つのまちであって、この二つの部族ぶぞくのうちからあたえたものである。

21:17 またベニヤミンの部族ぶぞくのうちから、ギベオンとその放牧ほうぼく、ゲバとその放牧ほうぼく

21:18 アナトテとその放牧ほうぼく、アルモンとその放牧ほうぼくなど、四つのまちあたえた。

21:19 アロンの子孫しそんである祭司さいしたちのまちは、わせて十三であって、それにぞくする放牧ほうぼくがあった。

21:20 そののコハテびとであるレビびとの氏族しぞくは、くじによって、エフライムの部族ぶぞくのうちからまちた。

21:21 すなわち、そのまちは、ひところしたものの、のがれるまちであるエフライムの山地さんちのシケムとその放牧ほうぼく、ゲゼルとその放牧ほうぼく

21:22 キブザイムとその放牧ほうぼく、ベテホロンとその放牧ほうぼくなど、四つのまちである。

21:23 またダンの部族ぶぞくのうちからあたえたまちは、エルテケとその放牧ほうぼく、ギベトンとその放牧ほうぼく

21:24 アヤロンとその放牧ほうぼく、ガテリンモンとその放牧ほうぼくなど、四つのまちである。

21:25 またマナセのはん部族ぶぞくのうちからあたえたまちは、タアナクとその放牧ほうぼく、およびガテリンモンとその放牧ほうぼくなど、二つのまちである。

21:26 そののコハテびとの氏族しぞくまちは、わせて十であって、それにぞくする放牧ほうぼくがあった。

21:27 ゲルションびとであるレビびとの氏族しぞくの一つにあたえられたまちは、マナセのはん部族ぶぞくのうちからは、ひところしたものの、のがれるまちであるバシャンのゴランとその放牧ほうぼく、およびベエシテラとその放牧ほうぼくなど、二つのまちである。

21:28 イッサカルの部族ぶぞくのうちからは、キションとその放牧ほうぼく、ダベラテとその放牧ほうぼく

21:29 ヤルムテとその放牧ほうぼく、エンガンニムとその放牧ほうぼくなど、四つのまちである。

21:30 アセルの部族ぶぞくのうちからは、ミシャルとその放牧ほうぼく、アブドンとその放牧ほうぼく

21:31 ヘルカテとその放牧ほうぼく、レホブとその放牧ほうぼくなど、四つのまちである。

21:32 ナフタリの部族ぶぞくのうちからは、ひところしたものの、のがれるまちであるガリラヤのケデシとその放牧ほうぼく、ハンモテ・ドルとその放牧ほうぼく、カルタンとその放牧ほうぼくなど、三つのまちである。

21:33 ゲルションびとが、その氏族しぞくにしたがってまちは、わせて十三のまちであって、それにぞくする放牧ほうぼくがあった。

21:34 そののレビびとである、メラリびとの氏族しぞくあたえられたまちは、ゼブルンの部族ぶぞくのうちからは、ヨクネアムとその放牧ほうぼく、カルタとその放牧ほうぼく

21:35 デムナとその放牧ほうぼく、ナハラルとその放牧ほうぼくなど、四つのまちである。

21:36 ルベンの部族ぶぞくのうちからは、ベゼルとその放牧ほうぼく、ヤハヅとその放牧ほうぼく

21:37 ケデモテとその放牧ほうぼく、メパアテとその放牧ほうぼくなど、四つのまちである。

21:38 ガドの部族ぶぞくのうちからは、ひところしたものの、のがれるまちであるギレアデのラモテとその放牧ほうぼく、マハナイムとその放牧ほうぼく

21:39 ヘシボンとその放牧ほうぼく、ヤゼルとその放牧ほうぼくなど、わせて四つのまちである。

21:40 これらはみな、ほかのレビびとであるメラリびとが、その氏族しぞくにしたがって、くじをもってまちであって、わせて十二であった。

21:41 イスラエルの人々ひとびと所有しょゆうのうちに、レビびとがった町々まちまちは、わせて四十八であって、それにぞくする放牧ほうぼくがあった。

21:42 これらの町々まちまちは、それぞれその周囲しゅうい放牧ほうぼくがあった。これらの町々まちまちはみなそうであった。

21:43 このように、しゅが、イスラエルにあたえると、その先祖せんぞたちにちかわれたを、ことごとくあたえられたので、かれらはそれをて、そこにんだ。

21:44 しゅかれらの先祖せんぞたちにちかわれたように、四方しほう安息あんそくたまわったので、すべてのてきのうち、ひとりもかれらに手向てむかうものはなかった。しゅてきをことごとくかれらのわたされたからである。

21:45 しゅがイスラエルのいえ約束やくそくされたすべてのいことは、一つとしてたがわず、みな実現じつげんした。 

第22章 

22:1 ときにヨシュアは、ルベンびと、ガドびと、およびマナセの部族ぶぞくなかばをあつめて、

22:2 った、「あなたがたはしゅのしもべモーセがめいじたことを、ことごとくまもり、またわたしのめいじたすべてのことにも、わたしの言葉ことばきしたがいました。

22:3 今日こんにちまでなが年月としつきあいだ、あなたがたの兄弟きょうだいたちをてず、あなたがたのかみしゅ命令めいれいを、よくまもってきました。

22:4 いまはすでに、あなたがたのかみしゅが、あなたがたの兄弟きょうだいたちに、さき約束やくそくされたとおり、安息あんそくたまわるようになりました。それで、あなたがたはかえして、しゅのしもべモーセが、あなたがたにあたえたヨルダンのこうがわ所有しょゆうき、自分じぶんたちの天幕てんまくかえりなさい。

22:5 ただしゅのしもべモーセが、あなたがたにめいじたいましめと、律法りっぽうとをつつしんでおこない、あなたがたのかみしゅあいし、そのすべてのみちあゆみ、その命令めいれいまもって、しゅにつきしたがい、こころをつくし、精神せいしんをつくして、しゅつかえなさい」。

22:6 そしてヨシュアがかれらを祝福しゅくふくしてらせたので、かれらはその天幕てんまくかえった。

22:7 マナセの部族ぶぞくなかばには、すでにモーセがバシャンで所有しょゆうあたえたが、なかばには、ヨシュアがヨルダンのこちらがわ西にしほうで、その兄弟きょうだいたちのうちに、所有しょゆうあたえた。ヨシュアは、かれらをその天幕てんまくおくりかえすときかれらを祝福しゅくふくして、

22:8 った、「あなたがたはおおくのざいと、おびただしいかず家畜かちくと、きんぎん青銅せいどうてつ、およびおおくの衣服いふくって天幕てんまくかえり、てきからたぶんどりもの兄弟きょうだいたちにけなさい」。

22:9 こうしてルベンの子孫しそん、ガドの子孫しそん、およびマナセの部族ぶぞくなかばは、しゅがモーセによってめいじられたように、すでに自分じぶん所有しょゆうとなっているギレアデのこうと、カナンののシロで、イスラエルの人々ひとびとわかれてかえってった。

22:10 ルベンの子孫しそん、ガドの子孫しそん、およびマナセの部族ぶぞくなかばが、カナンののヨルダンのほとりにきたとき、そのところで、ヨルダンのきしべに一つの祭壇さいだんきずいた。それはおおきくてとおくからえる祭壇さいだんであった。

22:11 イスラエルの人々ひとびとは、「ルベンの子孫しそん、ガドの子孫しそん、およびマナセの部族ぶぞくなかばが、カナンの国境こっきょう、ヨルダンのほとりのイスラエルの人々ひとびとぞくするほうで、一つの祭壇さいだんきずいた」といううわさをいた。

22:12 イスラエルの人々ひとびとが、それをくとひとしく、イスラエルの人々ひとびとぜん会衆かいしゅうはシロにあつまって、かれらのところのぼろうとした。

22:13 そしてイスラエルの人々ひとびとは、祭司さいしエレアザルのピネハスをギレアデののルベンの子孫しそん、ガドの子孫しそん、およびマナセのはん部族ぶぞくところにつかわし、

22:14 イスラエルのかく部族ぶぞくのうちから、父祖ふそいえのつかさ、ひとりずつをあげて、わせて十にんのつかさたちを、かれともかせた。これらはみなイスラエルの氏族しぞくのうちで、父祖ふそいえのかしらたる人々ひとびとであった。

22:15 かれらはギレアデのき、ルベンの子孫しそん、ガドの子孫しそん、およびマナセのはん部族ぶぞくかたってった、

22:16 「しゅぜん会衆かいしゅうはこういます、『あなたがたがイスラエルのかみにむかって、とがをおかし、今日こんにち、ひるがえってしゅしたがうことをやめ、自分じぶんのために一つの祭壇さいだんきずいて、今日こんにちしゅにそむこうとするのは何事なにごとか。

22:17 ペオルでおかしたつみで、なおりないとするのか。それがためにしゅ会衆かいしゅうわざわいくだったが、われわれは今日こんにちもなお、そのつみからきよめられていない。

22:18 しかもあなたがたは、今日こんにち、ひるがえってしゅしたがうことをやめようとするのか。あなたがたが、きょう、しゅにそむくならば、あす、しゅはイスラエルのぜん会衆かいしゅうにむかっていかられるであろう。

22:19 もしあなたがたの所有しょゆうきよくないのであれば、しゅ幕屋まくやっているしゅ所有しょゆうわたってきて、われわれのうちに、所有しょゆうなさい。ただ、われわれのかみしゅ祭壇さいだんのほかに、自分じぶんのために祭壇さいだんきずいて、しゅにそむき、またわれわれをそむくものとならせないでください。

22:20 ゼラのアカンは、のろわれたものについて、とがをおかし、それがためイスラエルのぜん会衆かいしゅうに、いかりがのぞんだではないか。またそのつみによってほろびたものは、かれひとりではなかった』」。

22:21 そのとき、ルベンの子孫しそん、ガドの子孫しそん、およびマナセのはん部族ぶぞくは、イスラエルの氏族しぞくのかしらたちにこたえてった、

22:22 「ちからあるものかみしゅちからあるものかみしゅしゅろしめす。イスラエルもまたらなければならない。もしそれがそむくことであり、あるいはしゅつみおかすことであるならば、きょう、われわれをゆるさないでください。

22:23 われわれが祭壇さいだんきずいたことが、もししゅしたがうことをやめるためであり、またそのうえに、燔祭はんさい素祭そさいをささげるためであり、あるいはまたそのうえに、酬恩祭しゅうおんさい犠牲ぎせいをささげるためであったならば、しゅみずから、そのつみいただしてください。

22:24 しかし、われわれはつぎのことをかんがえてしたのです。すなわち、のちのになって、あなたがたの子孫しそんが、われわれの子孫しそんにむかってうことがあるかもれません、『あなたがたは、イスラエルのかみしゅと、なんの関係かんけいがあるのですか。

22:25 ルベンの子孫しそんと、ガドの子孫しそんよ、しゅは、あなたがたと、われわれとのあいだに、ヨルダンをさかいとされました。あなたがたはしゅたみ特権とっけんがありません』。こうって、あなたがたの子孫しそんが、われわれの子孫しそんに、しゅおがむことをやめさせるかもれないので、

22:26 われわれはいました、『さあ、われわれは一つの祭壇さいだんきずこう。燔祭はんさいのためではなく、また犠牲ぎせいのためでもなく、

22:27 ただあなたがたと、われわれとのあいだ、およびわれわれののち子孫しそんあいだに、証拠しょうことならせて、われわれが、燔祭はんさい犠牲ぎせい、および酬恩祭しゅうおんさいをもって、しゅまえで、しゅにつとめをするためである。こうすれば、のちのになって、あなたがたの子孫しそんが、われわれの子孫しそんに、「あなたがたはしゅたみ特権とっけんがありません」とはわないであろう』。

22:28 またわれわれはいました、『のちのに、われわれ、またわれわれの子孫しそんが、もしそのようなことをわれるならば、そのとき、われわれはおう、「われわれの先祖せんぞつくったしゅ祭壇さいだんかたをごらんなさい。これは燔祭はんさいのためではなく、また犠牲ぎせいのためでもなく、あなたがたと、われわれとのあいだ証拠しょうこである」。

22:29 しゅにそむき、ひるがえって今日こんにちしゅしたがうことをやめて、われわれのかみしゅ幕屋まくやまえにある祭壇さいだんのほかに、燔祭はんさい素祭そさい、または犠牲ぎせいをささげるための祭壇さいだんきずくようなことは、けっしていたしません』」。

22:30 祭司さいしピネハス、および会衆かいしゅうのつかさたち、すなわちかれともったイスラエルの氏族しぞくのかしらたちは、ルベンの子孫しそん、ガドの子孫しそん、およびマナセの子孫しそんかたった言葉ことばいて、それをしとした。

22:31 そして祭司さいしエレアザルのピネハスは、ルベンの子孫しそん、ガドの子孫しそん、およびマナセの子孫しそんった、「今日こんにち、われわれは、しゅがわれわれのうちにいますことをった。あなたがたが、しゅにむかって、このとがをおかさなかったからである。あなたがたはいま、イスラエルの人々ひとびとを、しゅからすくしたのです」。

22:32 こうして祭司さいしエレアザルのピネハスと、つかさたちは、ルベンの子孫しそん、およびガドの子孫しそんわかれて、ギレアデのからカナンのかえり、イスラエルの人々ひとびとのところにって復命ふくめいしたので、

22:33 イスラエルの人々ひとびとはそれをしとした。そしてイスラエルの人々ひとびとかみをほめたたえ、ルベンの子孫しそん、およびガドの子孫しそんんでいるくにほろぼすためにのぼろうとは、もはやわなかった。

22:34 ルベンの子孫しそんとガドの子孫しそんは、その祭壇さいだんを「あかし」とづけてった、「これは、われわれのあいだにあって、しゅかみにいますというあかしをするものである」。 

第23章 

23:1 しゅがイスラエルの周囲しゅういてきを、ことごとくのぞいて、イスラエルに安息あんそくたまわってのち、ひさしくたち、ヨシュアもとしすすんでいた。

23:2 ヨシュアはイスラエルのすべてのひと、その長老ちょうろう、かしらたち、さばきびと、つかさびとたちをあつめてった、「わたしはねんすすんで老人ろうじんとなった。

23:3 あなたがたは、すでにあなたがたのかみしゅが、このもろもろのくにびとにおこなわれたすべてのことをた。あなたがたのためにたたかわれたのは、あなたがたのかみしゅである。

23:4 よ、わたしはヨルダンから、ほう大海たいかいまでの、このもろもろののこっている国々くにぐにと、すでにわたしがほろぼしったすべての国々くにぐにを、くじをもって、あなたがたにあたえ、あなたがたのかく部族ぶぞくぎょうとさせた。

23:5 あなたがたのまえから、その国民こくみんはらい、あなたがたのまえからはらわれるのは、あなたがたのかみしゅである。そしてあなたがたのかみしゅ約束やくそくされたように、あなたがたはかれらのるであろう。

23:6 それゆえ、あなたがたはかたって、モーセの律法りっぽうしょにしるされていることを、ことごとくまもっておこなわなければならない。それをはなれてみぎにもひだりにもまがってはならない。

23:7 あなたがたのうちにのこっている、これらの国民こくみんじってはならない。かれらの神々かみがみとなえてはならない。それをさしてちかってはならない。またそれにつかえ、それをおがんではならない。

23:8 ただ、今日こんにちまでしてきたように、あなたがたのかみしゅにつきしたがわなければならない。

23:9 しゅおおいなるつよ国民こくみんを、あなたがたのまえからはらわれた。あなたがたには今日こんにちまで、かうことのできるものは、ひとりもなかった。

23:10 あなたがたのひとりは、千にんはらうことができるであろう。あなたがたのかみしゅ約束やくそくされたように、みずからあなたがたのためにたたかわれるからである。

23:11 それゆえ、あなたがたはふかつつしんで、あなたがたのかみしゅあいさなければならない。

23:12 しかし、あなたがたがもしひるがえって、これらの国民こくみんの、のこって、あなたがたのなかにとどまるものどもとしたしくなり、これと婚姻こんいんし、ゆききするならば、

23:13 あなたがたは、しかとらなければならない。あなたがたのかみしゅは、もはや、これらの国民こくみんをあなたがたのまえから、はらうことをされないであろう。かれらは、かえって、あなたがたのわなとなり、あみとなり、あなたがたのわきに、むちとなり、あなたがたのに、とげとなって、あなたがたはついに、あなたがたのかみしゅたまわったこのから、ほろびうせるであろう。

23:14 よ、今日こんにち、わたしはひとのみなみちこうとする。あなたがたがみな、こころのうちにまた、きもめいじてっているように、あなたがたのかみしゅが、あなたがたについて約束やくそくされたもろもろのいことで、一つも けたものはなかった。みなあなたがたにのぞんで、一つもけたものはなかった。

23:15 しかし、あなたがたのかみしゅがあなたがたについて約束やくそくされた、もろもろのいことが、あなたがたにのぞんだように、しゅはまた、もろもろのわるいことをあなたがたにくだして、あなたがたのかみしゅたまわったこのから、ついに、あなたがたをほろぼしたれるであろう。

23:16 もし、あなたがたのかみしゅめいじられたその契約けいやくおかし、って神々かみがみつかえ、それをおがむならば、しゅはあなたがたにむかっていかりをはっし、あなたがたは、しゅたまわったから、すみやかにほろびうせるであろう」。 

第24章 

24:1 ヨシュアは、イスラエルのすべての部族ぶぞくをシケムにあつめ、イスラエルの長老ちょうろう、かしら、さばきびと、つかさたちをせて、ともかみまえすすた。

24:2 そしてヨシュアはすべてのたみった、「イスラエルのかみしゅは、こうおおせられる、『あなたがたの先祖せんぞたち、すなわちアブラハムのちち、ナホルのちちテラは、むかし、ユフラテかわこうにみ、みな、ほかの神々かみがみつかえていたが、

24:3 わたしは、あなたがたの先祖せんぞアブラハムを、かわこうからして、カナンのぜんみちびとおり、その子孫しそんした。わたしはかれにイサクをあたえ、

24:4 イサクにヤコブとエサウをあたえ、エサウにはセイルの山地さんちあたえて、所有しょゆうとさせたが、ヤコブとそのともたちはエジプトにくだった。

24:5 わたしはモーセとアロンをつかわし、またエジプトのうちに不思議ふしぎをおこなって、これにわざわいくだし、そののちあなたがたをみちびした。

24:6 わたしはあなたがたのちちたちを、エジプトからみちびし、あなたがたがうみにきたとき、エジプトびとは、戦車せんしゃ騎兵きへいとをもって、あなたがたのちちたちを紅海こうかいってきた。

24:7 そのとき、あなたがたのちちたちがしゅばわったので、しゅくらやみをあなたがたとエジプトびととのあいだき、うみかれらのうえかたむけてかれらをおおわれた。あなたがたは、わたしがエジプトでしたことをた。そしてながあいだ荒野あらのんでいた。

24:8 わたしはまたヨルダンのこうがわんでいたアモリびとのに、あなたがたをみちびれた。かれらはあなたがたとたたかったので、わたしはかれらをあなたがたのわたして、かれらのさせ、かれらをあなたがたのまえからほろぼしった。

24:9 ついで、モアブのおうチッポルのバラクがって、イスラエルにてきし、ひとをつかわし、ベオルのバラムをまねき、あなたがたをのろわせようとしたが、

24:10 わたしがバラムにこうとしなかったので、かれは、かえって、あなたがたを祝福しゅくふくした。こうしてわたしはかれからあなたがたをすくした。

24:11 そしてあなたがたは、ヨルダンをわたって、エリコにきたが、エリコの人々ひとびとはあなたがたとたたかい、アモリびと、ペリジびと、カナンびと、ヘテびと、ギルガシびと、ヒビびと、およびエブスびとも、あなたがたとたたかったが、わたしはかれらをあなたがたのわたした。

24:12 わたしは、あなたがたのまえに、くまばちをおくって、あのアモリびとのふたりのおうを、あなたがたのまえからはらった。これはあなたがたのつるぎ、または、あなたがたのゆみによってではなかった。

24:13 そしてわたしは、あなたがたが自分じぶんろうしなかったを、あなたがたにあたえ、あなたがたがてなかったまちを、あなたがたにあたえた。そしてあなたがたはいまそのところんでいる。あなたがたはまた自分じぶんつくらなかったぶどうはたけと、オリブはたけべている』。

24:14 それゆえ、いま、あなたがたはしゅおそれ、まことと、まごころと、真実しんじつとをもって、しゅつかえ、あなたがたの先祖せんぞが、かわこう、およびエジプトでつかえた神々かみがみのぞって、しゅつかえなさい。

24:15 もしあなたがたがしゅつかえることを、こころよしとしないのならば、あなたがたの先祖せんぞが、かわこうでつかえた神々かみがみでも、または、いまあなたがたののアモリびとの神々かみがみでも、あなたがたのつかえるものを、きょう、えらびなさい。ただし、わたしとわたしのいえとはともしゅつかえます」。

24:16 そのときたみこたえてった、「しゅてて、神々かみがみつかえるなど、われわれはけっしていたしません。

24:17 われわれのかみしゅがみずからわれわれと、われわれの先祖せんぞとを、エジプトの奴隷どれいいえからみちびのぼり、またわれわれのまえで、あのおおいなるしるしをおこない、われわれのくすべてのみちまもり、われわれがとおったすべての国民こくみんなかでわれわれをまもられたからです。

24:18 しゅはまた、このんでいたアモリびとなど、すべてのたみを、われわれのまえからはらわれました。それゆえ、われわれもしゅつかえます。しゅはわれわれのかみだからです」。

24:19 しかし、ヨシュアはたみった、「あなたがたはしゅつかえることはできないであろう。しゅせいなるかみであり、ねたむかみであって、あなたがたのつみ、あなたがたのとがを、ゆるされないからである。

24:20 もしあなたがたがしゅてて、ことなる神々かみがみつかえるならば、あなたがたにさいわいをくだされたのちにも、ひるがえってあなたがたにわざわいをくだし、あなたがたをほろぼしつくされるであろう」。

24:21 たみはヨシュアにった、「いいえ、われわれはしゅつかえます」。

24:22 そこでヨシュアはたみった、「あなたがたはしゅえらんで、しゅつかえるとった。あなたがたみずからその証人しょうにんである」。かれらはった、「われわれは証人しょうにんです」。

24:23 ヨシュアはまたった、「それならば、あなたがたのうちにある、ことなる神々かみがみのぞり、イスラエルのかみしゅに、こころかたむけなさい」。

24:24 たみはヨシュアにった、「われわれのかみしゅに、われわれはつかえ、そのこえきしたがいます」。

24:25 こうしてヨシュアは、そのたみ契約けいやくをむすび、シケムにおいて、さだめと、おきてを、かれらのためにもうけた。

24:26 ヨシュアはこれらの言葉ことばかみ律法りっぽうしょにしるし、おおきないしって、そのところで、しゅ聖所せいじょにあるかしのしたにそれをて、

24:27 ヨシュアは、すべてのたみった、「よ、このいしはわれわれのあかしとなるであろう。しゅがわれわれにかたられたすべての言葉ことばを、いたからである。それゆえ、あなたがたが自分じぶんかみてることのないために、このいしが、あなたがたのあかしとなるであろう」。

24:28 こうしてヨシュアはたみを、おのおのそのぎょうらせた。

24:29 これらのことのちしゅのしもべ、ヌンのヨシュアは百十さいんだ、

24:30 人々ひとびとかれをそのぎょうのうちのテムナテ・セラにほうむった。テムナテ・セラは、エフライムの山地さんちで、ガアシやまきたにある。

24:31 イスラエルはヨシュアのにあるあいだ、またしゅがイスラエルのためにおこなわれたもろもろのことをっていて、ヨシュアのあとにのこった長老ちょうろうたちがにあるあいだ、つねにしゅつかえた。

24:32 イスラエルの人々ひとびとが、エジプトからたずさのぼったヨセフのほねは、むかしヤコブがぎんまいで、シケムのちちハモルのらからったシケムのうちの地所じしょ一部いちぶほうむられた。これはヨセフの子孫しそんぎょうとなった。

24:33 アロンのエレアザルもんだ。人々ひとびとかれを、そのピネハスにあたえられたまちで、エフライムの山地さんちにあるギベアにほうむった。